お疲れ様です、もちゅです。
本日ご紹介するのは、デスク環境をもっと自由に、もっと快適に――そんな願いを叶えてくれる製品です。
その名も、
「EPOMAKER Split65」
左右が完全に分離する分割型レイアウトで、肩や手首への負担を軽減しながら、自分にぴったりなタイピングスタイルを追求できます。
さらに、打鍵音の心地よさにこだわったトップマウント構造や、VIAによる柔軟なキー配置変更など、カスタマイズ性もバッチリ。
有線・2.4GHz・Bluetoothの3つの接続方式に対応しており、PCはもちろん、タブレットや複数デバイスとの同時運用もスムーズ。
そんな「EPOMAKER Split65」について余すことなく紹介していきます、是非最後までお付き合いください。
メリット | デメリット |
---|---|
分割型によって楽な姿勢でタイピングができる 分割型のおかげで作業毎の環境を柔軟に変更可能 キーボードの左側だけ使う作業と相性良い 小さなカバンでも持ち運べる 本体の質感やカラーリングで安っぽさが全く無い | 左右の接続は有線になる VIAで(Shift + 1)系の入力が無線だと機能しない |
メリット |
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分割型によって楽な姿勢でタイピングができる 分割型のおかげで作業毎の環境を柔軟に変更可能 キーボードの左側だけ使う作業と相性良い 小さなカバンでも持ち運べる 本体の質感やカラーリングで安っぽさが全く無い |
デメリット |
左右の接続は有線になる VIAで(Shift + 1)系の入力が無線だと機能しない |
なんとYoutubeの方でもレビューを上げ始めました!
気になる方は是非
「EPOMAKER Split65」ってどんな製品?
「EPOMAKER Split65」のスペック
EPOMAKER Split65 | |
---|---|
キーボード配列 | 65% 英語配列 合計キー数 65 |
ケース素材 | トップ : ABS(プラ) ボトム : 金属 |
本体サイズ | 375*264*362mm 0.8Kg |
接続方法 | Type-C接続, Bluetooth接続, 2.4G無線接続 |
カラー | Black |
参考価格 | 18,500円 公式販売ページ |
「EPOMAKER Split65」の詳細スペック
EPOMAKER Split65 | |
---|---|
キーボード配列 | 65% 英語配列 |
合計キー数 | 65キー |
ケース素材 | トップ : ABS(プラ) ボトム : 金属 |
内部構造 | トップマウント |
PCBタイプ | 3/5-pin Hotswap PCB |
アンチゴーストキー | NKRO |
本体サイズ | 375*264*362mm |
本体重量 | 0.8Kg |
接続方法 | Type-C接続, Bluetooth接続, 2.4G無線接続 |
ポーリングレート | 有線接続時・2.4Gh接続時 : 1000Hz Bluetooth接続時 : 125Hz |
バッテリー容量 | 3000mAh |
カラー | Black |
キースイッチ | Epomaker Flamingo Epomaker Wisteria |
参考価格 | 18,500円 公式販売ページ |
「EPOMAKER Split65」の特長
- 分割型による自由度の高いタイピングスタイル
- トップマウント方式を採用し打鍵音に優れている
- 3種類の接続方式で様々な場面で活躍
- VIAに対応でキー配置のカスタマイズ性が高い
本製品は、左右分割型レイアウトを採用することで、肩や手首への負担を軽減し、自分に合った自然なタイピングスタイルを実現します。
内部構造ではトップマウント方式を採用しており、クリアで心地よい打鍵音も魅力のひとつ。
接続方式は有線・2.4GHzワイヤレス・Bluetoothの3種類に対応し、シーンを問わず柔軟に使用できます。
また、VIAによるキー配列のカスタマイズにも対応しており、使い勝手を自分好みに最適化できるのも大きな特長です。
「EPOMAKER Split65」開封・外観
開封
化粧箱はこんなカンジ。
開けると中には緩衝材と説明書、簡単なカバーに被せられ更に左右個別に包装された本体が登場。
上部には付属品の箱が2つ入っています。
- キーボード本体
- USBケーブル(AtoC)
- 短いUSBケーブル(CtoC)
- 説明書
- 予備キースイッチ3個
- キープラー
付属で付いてくるUSBケーブルは非常に質感が良いですね。
前回レビューしたTideシリーズにもこのレベルのヤツつけてくれたらよかったのに。
また、左右を繋ぐ用の短いケーブルは端子部分がL字になってて、柔らかい質感と相まって取り回しがしやすいです。
外観を写真でチェック
ケースはブラック、キーキャップは上側がグレーの下部がネイビーのグラデーションカラーになっています。
キーキャップがグラデーションなのは珍しい。
ケースの素材はプラスチックで底面のみ金属プレートとなっています。
質感は非常に高く、プラスチックっぽさは無くてむしろ金属感の方があります。
ほんのりザラザラとした肌触りで、上部と下部にちょっとした段差があるのもオシャ。
底面は滑り止めが左右4つづつの計8個で、高さの調節とかはできません。
背面は左側に端子と電源スイッチ、中央に左右を接続するための端子があります。
ちなみにSplit65は無線対応ですが、左右は有線で接続します。
左右の割れ目にはマグネットが仕込まれており、左右をくっつけるのが簡単になっています。
また左右くっつけて普通のキーボードとして使用する際でも変にズレる心配とかは無さそうです。
重量は945g。
「EPOMAKER Split65」実機レビュー
PCとタブレットに接続してみる
まずはPCと接続した時の様子を紹介。
- 有線で接続
-
有線接続は簡単で背面についているスイッチを有線モードにするだけです。
- 2.4GHzのドングル接続
-
こちらも同様にスイッチにてドングル接続モードに切り替えます。
切り替え方法は非常にシンプルですね。
もちろんシームレスな切り替えが可能なので、常に2つのPCを駆使して作業を行う変態さんにもちょうど良さそうです。
分割型はアリス配列よりも自由度が高い
Split65は名前にもある通り左右が完全に別れる分割型。
以前紹介したTide Aliceというアリス配列とは異なり、圧倒的な自由度を誇ります。
例えば画像のように左右のキーボードを少し離して、間にテンキーを入れてみたり、Xでは間に左右対称のトラックボールを入れたりしてる方もいました。
もちろんあえて両方くっつけて、普通の65%キーボードとして使うこともできますね。
また、片方だけを使用してキーの多い左手デバイスとして使用することもできそうです。
ただし注意点が。
今回はアリス配列とは違いキーが離れてしまうため、より完璧な指運びが必要になります。
「B」「T」「Y」といった中央付近のキーを左右どちらの指で押すかが非常に重要となり、もし「B」を右手で押すクセがある方は、Split65を使う上で矯正が必要です。
とはいえ、1ヶ月も使ってれば矯正が完了します。
実際に私は「B」を右手で押すスタイルで7年間タイピングし続けていましたが、前回のアリス配列をきっかけに矯正を始めたところ、1ヶ月近くが経った今現在は普通に左手で押すクセが付いています。
初めは文字入力の速度に支障が出るものの、思ったよりすぐ慣れるのでそこまで気にする必要はないかもしれません。
分割型だから持ち運びはしやすい
続いて持ち運びですね。
65%と比較的コンパクトなキーボードな上に、素材はプラスチックをメインに使用した軽い本体、更には左右が分割してくれるので、持ち運び用として使うのも全然ありです。
初代3DSを2つ重ねた
くらいのサイズ感になるので、カバンの隙間にスッと入れておくこともできそうです。
ただ、個人的にこれを持ち運ぶためのキャリングケース等もあったら最高だった。
打鍵感・打鍵音ともに「スコスコ」
打鍵感
まずは打鍵感から。
今回EPOMAKER Flamingo軸を採用したモデルを頂いたので、それでのレビューになります。
で、Flamingo軸は結構重いです。
押下圧47gの底打ち時に60gになります。
強めで勢いのあるタイピングを行う方にとってはちょうど良さそうです。
そして打鍵感は「 スコスコ」に近いタイプです。
押し応えがかなりあります。
ガスケットマウントではないので、打鍵時に衝撃を吸収してくれる感覚は無いので注意が必要。
打鍵音
打鍵音はこんなカンジ。
打鍵感同様に「スコスコ」といった音が鳴り響きます。
ボリュームは大きめで、タイピングしているな、っていう音がしっかり響きます。
カフェなどで使用するのは厳しそうです。
スタビライザー周りの処理は完璧で、変な金属音などは無いです。
もちろん底打ち時の反響音みたいなのも無いです。
キースイッチを変更してみた
打鍵感が少し重いので、今回はほんのり軽めのヤツを買いました。
「EPOMAKER LEOBOG グレーウッドV3」
最大の決め手は個数に対する価格の安さで、100個入りで購入時は3,500円とかで買えました。
3Pinタイプにはなりますが、価格が安いので全然問題無いです。
という事で変更後の打鍵音がコチラ。
(変更後)
クラッキー系の音になりました。
打鍵音だけで見たら個人的にはあまり好みでは無いですが、打鍵感はデフォルトのフラミンゴ軸よりも若干軽くなり、ちょうどいい塩梅になってくれました。
※静音性を求める方にはお勧めできないので注意
フラミンゴ軸が重いと感じている方におすすめ!
ライティングはプレートに反射して綺麗に映える
ライティングはかなり映えるタイプです。
南向きにLEDが付いており、下のプレートが白っぽい色で光を反射しやすい材質?みたいなので、綺麗に広がります。
ガッツリ光らせたい方にはグッド。
もちろんライティングを消すこともできるので、大人なデスク環境を目指してる方にもグッド。
VIAを使用することで、ライティングのエフェクトを変更したり、色を変更したりすることができます。
ただ、キー1つ1つに違う色を割り当てる、みたいな事はできないので注意。
またライティング周りで1つ面白い機能があって、画像のようにライトが点灯しているキーの個数で、バッテリー残量を確認することができます。
「FN + B」で見ることができます。
これ非常に便利で面白い。
VIA対応で自由度がかなり高い
VIAでは合計4つのレイヤーを弄る事が可能です。
いつも通り、画像のように左側にテンキー、右側に矢印キー等を仕込んでいます。
ただ、毎度のことながらこの「!」系の数字+Shiftで入力するようなキーを1発で入力できるキー割り当てが、無線接続時だと機能しません。
この部分が個人的に残念。
有線なら使用可能なので、有線モードで普段使用しています。
右上のノブはVIAでカスタマイズ可能
Split65の右上に付いているノブ、こちらはデフォルト状態だと音量調節・再生/停止といった操作ができるようになっています。
そして、もちろんVIAにてカスタマイズ可能です。
ただ、この部分の変更は割り当てたいキーのコマンドを自分で入力する必要があります。
割り当てられるキーの一覧で、そのキーにカーソルを合わせると左下にコマンドが表示されるので、そこでコマンドをメモしてからノブの設定に移れば、VIAの知識が無くても設定可能です。
片方だけ使って「29キーの左手デバイス」として使ってみる
結論として、左手デバイスとして便利に使う方法は思いつかなかった。
私が普段行っている作業だと必要性は無かったです。
動画編集時に中央にコンパクトキーボードを置いて、左側にSplit65の左部分とテンキーを置いて良いカンジにできたらとは思いましたが、そんな大量のショートカットを必要とする作業では無かったです。
Blenderとかなら重宝しそうですが、普通のキーボード1個にプラスして便利に使うのは難しそうです。
やっぱり動画編集時はこの配置が最強でした。
分割型を活かして中央にテンキーを置く。
恐らく今後動画編集時のセットアップはコレで固定になりそうです。
コレだけでもSplit65を買う価値はあるんじゃないかと感じます。
絵を描く場合は片側利用が重宝する可能性がありそうです。
液タブやタブレットを中央に置いた場合、長めのキーボードを設置するスペースが確保しずらいので、こんなカンジで、左部分とダイヤル付きの左手デバイスを設置すれば、結構便利に使えそう。
ちなみにタブレットでも使用可能。
まとめ : 良かった点・悪かった点
「EPOMAKER Split65」の良かった点
- 分割型によって楽な姿勢でタイピングができる
- 分割型のおかげで作業毎の環境を柔軟に変更可能
- キーボードの左側だけ使う作業と相性が良い
- 小さなカバンでも持ち運べる
- 本体の質感やカラーリングで安っぽさが全く無い
良かった点はこのあたり。
個人的には分割型によって作業環境の可能性が広がってかなりワクワクしています。
分割した中央にテンキーを置いたり、絵を描く際に左側だけで利用できたりと、自由度の高さが非常に良かったと感じます。
今後も動画編集時専用としてしばらく使っていきそうです。
後は質感の高さも非常に良かったです。
ケース部分がプラスチックになるので多少の安っぽさは覚悟していたのですが、実物を見ると全くそんな気配はなく、それどころか高級感、造りの高さすら感じてしまう完成度でした。
「EPOMAKER Split65」の悪かった点
- 左右の接続は有線になる
- VIAで(Shift + 1)系の入力が無線だと機能しない
残念だった点はこのあたり。
左右が有線になってしまうのが個人的にちょっと残念でした。
有線でも十分な機動力はあるものの、せっかく分割型で柔軟な環境変化が可能なので、ここを無線にして更に機動力、取り回しの自由度を上げてくれたら良かったなと感じます。
そしてVIAではShift系を無線で使えないのは地味に痛いですね。
まぁ基本はデスクトップに固定で使うので、有線で接続にしても問題はないですが、キーボードを気分によって変える私にとっては、毎回ケーブルを繋ぎ直さないといけないのは少し面倒です。
「EPOMAKER Split65」レビューまとめ
- 分割型によって楽な姿勢でタイピングができる
- 分割型のおかげで作業毎の環境を柔軟に変更可能
- キーボードの左側だけ使う作業と相性良い
- 小さなカバンでも持ち運べる
- 本体の質感やカラーリングで安っぽさが全く無い
- 左右の接続は有線になる
- VIAで(Shift + 1)系の入力が無線だと機能しない
以上になります。
いかがだったでしょうか?
「Split65」は、単なる分割型キーボードというだけでなく、作業スタイルに合わせて柔軟に姿を変えてくれる“変幻自在な相棒”でした。
テンキーや液タブとの相性も抜群で、作業効率も快適さも一段とアップ。
とくに分割の自由度や打鍵音の心地よさ、そして持ち運びやすさまで備えている点は、日常使いからクリエイティブな作業まで幅広く活躍してくれるはずです。
公式サイトでは18,500円(税込)で販売。
肩こりや姿勢が気になる方、タイピングにこだわりたい方はぜひ一度試してみてね!
本日は最後までお付き合いいただきありがとうございます。
次回はスマートバンドのレビューでお会いしましょう。
では、また。
なんとYoutubeの方でもレビューを上げ始めました!
気になる方は是非
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