お疲れ様です、もちゅです。
ここ最近、“薄型×ワイヤレス充電対応”のモバイルバッテリーがアツい!
しかも iPhone Air の登場で、このジャンルがさらに盛り上がりを見せそうですよね。
今回はその筆頭候補となる製品をレビューしていきます。
その名も、
TORRAS MiniMag 5000mAh
厚さ約8.8mm・約110gの超スリムボディに、13Nの強力マグネットと7.5Wワイヤレス出力、アルミ筐体+温度制御チップで“薄いのに安心”を両立。
こんな次世代の魅力が詰まったTORRAS MiniMag 5000mAhを、0→30分の回復量、表面温度の推移、ポケット内での発熱までじっくりと検証を行いチェックしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
記事を1分で要約
カバンを持たない派に強くおすすめ。 ポケットでの持ち運びがとにかく快適で、「荷物を最小限に抑えたい方」と相性抜群です。
Qi2には非対応ですが、現状は対応端末がまだ多くなく実用面の支障は小さめ。 そして5000mAhという容量は“スマホ用の保険”としてちょうどよく、実測でも約0.6回分の回復ができました(S22 Ultra)。
もっと“速さ”や“余裕”を重視するなら、Qi2対応の10,000mAhクラスという選択肢も同社ラインナップにあります。用途に合わせて選べばOK、というのが結論です。
あ、あと外観が凄く良い!
メリット | デメリット |
---|---|
気軽にポケットに入れられて、カバンを持たない時に重宝 ワイヤレス充電対応だからケーブルを持っていく必要が無い スマホ0.6回分の充電ができて「念のため」には丁度いい マグネットが強力で落ちる心配は全くなかった 本体のデザインが美しい | パススルー非対応 本体の充電速度は少し遅く感じる Qi2対応だったら将来性があって良かった |
メリット |
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気軽にポケットに入れられて、カバンを持たない時に重宝 ワイヤレス充電対応だからケーブルを持っていく必要が無い スマホ0.6回分の充電ができて「念のため」には丁度いい マグネットが強力で落ちる心配は全くなかった 本体のデザインが美しい |
デメリット |
パススルー非対応 本体の充電速度は少し遅く感じる Qi2対応だったら将来性があって良かった |
なんとYoutubeの方でもレビューを上げ始めました!
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『TORRAS MiniMag 5000mAh』ってどんな製品?
スペック表
TORRAS MiniMag 5000mAh | |
---|---|
サイズ | 102.5*66*8.8mm 111g |
カラー | バラ色、グレー、ホワイトチタニウム、ゴールド |
バッテリー容量 | 5000mAh (定格3000mAh) |
ポート数 | 1つ |
ワイヤレス出力 | 5W、7.5W |
有線速度 | 出力 : 最大18W 入力 : 最大15W |
参考価格 | 8,499円 (撮影時5,489円) →Amazon |
特徴
- 極薄・軽量でポケットに入れて持ち運べる
- 13Nの強力マグネットでズレにくい
- ワイヤレス充電だからケーブルを持ち運ぶ必要が無い
- アルミ筐体で放熱性抜群
- 温度制御チップ搭載で発熱が最小限
- 機内持ち込みが可能な認証を取得
特徴をまとめるとこんなカンジ。
やはり8mmの圧倒的薄さからくる取り回しの良さ、という部分が非常に魅力的に感じます。
各種認証を取得していたり、発熱を抑えた設計、公式によると1000回以上サイクル可能という事なので、昨今の「モバイルバッテリー発火問題」が飛び交う中でも安心して使えます。
『TORRAS MiniMag 5000mAh』の外観
外観を写真でチェック
今回はゴールド(デザートチタニウム)をご提供いただいてます。
ゴールド(デザートチタニウム)とは書かれていますが、彩度は控えめで、どちらかというと「ピンクゴールド」と呼ぶ方が適切な気がします。
ケースを外した状態のスマホと比較してみても、同等かそれ以下の薄さになっていますね。
カードケース並みの薄さでズボンのポケットに入れておくには丁度いいサイズ感です。
表面にLEDインジケータが5つ用意されており、上側4つでバッテリー残量、下側1つで”ワイヤレス充電中”を示してくれます。
ボタンもついているので、残量を確認したい時はそこを押して確認する事もできます。
重量は実測値で112gと非常に軽量です。
ちなみにこの重量は、スマホの半分程度です。
『TORRAS MiniMag 5000mAh』実機検証
- 端末 : Galaxy S22 Ultra
- 7.5Wワイヤレス充電対応(独自規格で最大15W)
- 30W 急速充電対応
※Magsafe対応のケースを着用
※iPhoneは未所持のため検証無し
検証1 : 30分間の充電で何%まで行くのか
まずは30分間でどの程度充電が行われるかの検証を行いました。
30分間充電
17% → 30%
モバイルバッテリー側の残量 : 4/4(インジケータ点灯数)
モバイルバッテリーの表面温度 : 27℃ → 38℃
(外側の表面温度を計測)
やはりQi2対応ではないため、充電速度は遅く、一気に回復という訳には行きませんね。
薄型なので、充電が減ってきたら付けっぱなしにしておくのが、基本の運用方法になりそうです。
また、表面温度は11℃上昇したものの、40℃以下と発熱はかなり抑えられているのかなと思います。
検証2 : スマホ何回分の充電が可能か
続いてはモバイルバッテリー側の充電を全て使い切ると、端末はどれだけ充電されるのかを検証。
簡単に言うとスマホを何回分充電できるのか、っていう話ですね。
時間無制限で充電
17% → 79%
= スマホ0.6回分充電可能
かかった時間 : 2時間56分
モバイルバッテリーの表面温度 : 27℃ → 42℃
(外側の表面温度を計測)
3時間かけて62%分の充電が行われたことを考えると、やはり充電速度は遅めですね。
スマホ0.6回分の充電が可能なので、スマホのみでの使用であれば十分な容量なのかなと思います。
充電直後の表面温度は最も熱い箇所で42℃となっており、火傷をするような温度では無いですね。
検証3 : 有線での充電スピードは?
続いてはシンプルに有線で充電した際のスピードを確認します。
充電速度 : 最大16.4W
(9V、2A近辺での充電が確認)
スペック表通り最大18Wに対応しています。
今時18WがMAXと聞くとやや時代遅れ感がありますが、この製品のメイン用途はワイヤレス充電になっているので、必要ない有線の性能を落とし、より薄型にしたことを考えると、全く問題ない性能に感じます。
ただ、この速度はモバイルバッテリー本体の充電に影響するので、難しい所ですね。
検証4 : 本体の充電は何分かかるのか
気になるモバイルバッテリー本体の充電速度を検証していきます。
充電時間 : 2時間26分
充電速度 : 最大14.68W
(5V、3A付近での充電が確認)
薄型設計の影響かやっぱりここも少し前の充電速度に感じますね。
ただ、寝る前に充電しておけば翌日問題なく使用できるので、そこまで大きな問題では無いです。
検証5 : ポケットに入れて充電したら熱いのか
続いてはポケットに入れた状態で2時間充電を行ったら、どの程度まで発熱するのかについて検証を行います。
モバイルバッテリーの表面温度 : 27℃ → 46℃
(外側の表面温度を計測)
2時間で19℃上昇
30分間で16℃上昇
ポケットの中での充電だと発熱量が増えていますね。
ホッカイロが中に入っている時のような温かさがありました。
検証6 : パススルーに対応しているのか
MiniMag本体をスマホに装着した状態で本体の充電を行うと、どうなるのかを検証しました。
本体充電中はワイヤレス充電が行われなかった
→パススルー充電には非対応
挙動としてはMiniMag本体のみの充電が行われ、同時にスマホの充電はできない、といったカンジになります。
そのため、パススルー充電には対応しておらず、スマホに装着したままモバイルバッテリーを充電するだけで両方をまとめて充電、みたいな使用方法は出来ません。
検証7 : ワイヤレスと有線の同時充電は可能か
ワイヤレス充電と有線での充電を同時に行えるか検証してみます。
有線の充電のみ行えた
ワイヤレス充電と有線の同時充電は不可
という事で、2つの端末を同時に充電する事は出来ないみたいですね。
容量や製品のコンセプトからも、メーカー側は同時充電での使用を想定していないことが分かります。
『TORRAS MiniMag 5000mAh』の使用感
Galaxy S22 Ultraでも問題なく使えたが注意点あり
iPhone未所持のため、今回Galaxy S22 Ultraで試していますが、一応問題なく使えました。
カメラの出っ張り部分とやや干渉はするものの、ワイヤレス充電ができなくなったり、ズレやすくなったり、といった致命的な問題は起こりませんでした。
端末 : Galaxy S22 Ultra
ケース : PITAKA Magsafe対応ケース
こんなカンジで、カメラに干渉して一部がほんの少し浮いている状態です。
マグネットがかなり強力で落ちる心配はなし
気になるマグネットはかなり強力です。
「簡単にズレて落ちそう」というのがコレ系の製品に対するイメージだったのですが、全くそんな気配はなく、むしろ外すのにコツが必要なレベルで安定していました。
装着した状態で、モバイルバッテリーのみ掴んで振ったり、画像のように90°ずらして、まるで扇子かのように仰いだりしてみましたが、落ちる気配はなかったです。
信じられないくらい強力ですね。
良かった点・悪かった点
『TORRAS MiniMag 5000mAh』の良かった点
- 気軽にポケットに入れられて、カバンを持たない時に重宝
- ワイヤレス充電対応だからケーブルを持っていく必要が無い
- スマホ0.6回分の充電ができて「念のため」には丁度いい
- マグネットが強力で落ちる心配は全くなかった
- 本体のデザインが美しい
良かった点はこんな感じです。
まず、個人的なベストは“ポケットに入れて持ち運べる”ところ。
普段、私はカバンを持たずに出かけることが多く、モバイルバッテリーは基本的に持ち歩きません。従来型だと「本体+ケーブル」でポケットがかさばるので、正直、持ち運びは微妙なんですよね。
そのせいで、丸1日外出になりそうな日は「モバイルバッテリーのために」カバンを持っていくこともありました。
その点、 MiniMag 5000mAhはポケットに収まるサイズ感で、ワイヤレス充電対応=ケーブル不要。
カバンを持たない勢には、かなり理想的なモバイルバッテリーだと感じました。
磁力が想像以上に強いのも良かったポイント。
「この手のバッテリーって落ちたりしない?」と心配していた過去の自分が、ちょっと恥ずかしくなるくらいしっかりくっつきます。
これはグッドでした。
『TORRAS MiniMag 5000mAh』の悪かった点
- パススルー非対応
- 本体の充電速度は少し遅く感じる
- Qi2対応だったら将来性があって良かった
悪かった点はこんなカンジ。
まず、パススルー非対応であることは惜しいところ。
スマホとモバイルバッテリーを別々に充電する必要があるため、毎日使う方だとやや手間に感じるかもしれません。もしパススルー対応なら、スマホに装着したままモバイルバッテリーを充電するだけで両方をまとめて充電でき、使い勝手はぐっと良くなりそうです。
そのほかの2点は、個人的には大きなマイナスではないと感じました。
本体の満充電に約2時間半かかる点は、就寝前に充電しておけば実用面では困りにくいですし、Qi2非対応についても、将来性という意味では対応していると安心ですが、現状ではQi2対応端末はまだ多くない印象です。今の段階では大きな支障にはなりにくいでしょう。
このサイズ感で25WのQi2規格に対応したモデルが今後出てくれたら、かなり理想に近づくと思います。
『TORRAS MiniMag 5000mAh』レビューまとめ
- 気軽にポケットに入れられて、カバンを持たない時に重宝
- ワイヤレス充電対応だからケーブルを持っていく必要が無い
- スマホ0.6回分の充電ができて「念のため」には丁度いい
- マグネットが強力で落ちる心配は全くなかった
- 本体のデザインが美しい
- パススルー非対応
- 本体の充電速度は少し遅く感じる
- Qi2対応だったら将来性があって良かった
という事で今日は最近盛り上がりを見せつつある製品ジャンル、ワイヤレス充電可能な薄型モバイルバッテリー、「TORRAS MiniMag 5000mAh」をレビューしました。
カバンを持たないユーザーに非常にマッチする製品かなと感じます。
カバンレスな日常に付きまとう「もしスマホの充電切れたらどうしよう」という不安を解消してくれるアイテムとして、今後も活躍してくれそうです。
気になった方はぜひ下のリンクからチェックを。バラ色/グレー/ホワイトチタニウム/ゴールドの4色展開で、手持ちのスマホやケースとも合わせやすいはず。
— 余談 —
今回の検証のために3万円の温度計を新調しました。今後は表面温度や安定性まで踏み込んだモバイルバッテリー検証企画をどんどん増やしていこうかなと思ってます。お楽しみに!
本日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回はワイヤレスイヤホンのレビューでお会いしましょう。
では、また。
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