お疲れ様です、もちゅです。
皆さん、Xiaomiのスマホやタブレットは使っていますか?
Xiaomiの端末と言えば充電速度ですよね。120Wだったり90Wだったりの超高速での充電が行えるのですが、この速度で充電するには付属のデカくてポートがType-Aの充電器を使用しないといけなくて、地味に使い勝手が悪いですよね。そのため、純正からコンパクトかつポートがType-Cで高速充電できる充電器が出ないかと待っていた方も多いはずです。
それが遂に登場しました。
という事で本日紹介するのは、
Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter
コチラは名前の通りPD90Wでの充電が行える充電器で、ポートはType-Cが2つType-Aが1つと、まさかの3ポート仕様。さらにプラグ部分を折りたたむこともでき、折りたたんだ際のサイズ感はワイヤレスイヤホンのケースより少し大きいかな程度で、スペックに見合わないコンパクトさも魅力的です。
実は今回購入した理由、Xiaomiのタブレットを充電する為だけではないんですよ。
なんと、PPSでの充電に対応しているので、Galaxyのスマホを最高速45W(超急速充電2.0)で充電する事も出来ちゃいます。
そんな「Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter」について余すことなく紹介していきます、是非最後までお付き合いください。
- Xiaomi端末のハイパーチャージを、純正以外でも90W級で回せるType-C中心の多ポート充電器がついに登場。
- PPS対応でGalaxyの「超急速充電2.0」もOK、しかも折りたたみプラグで持ち運びやすいコンパクトさが強み。
- ただし高出力の連続維持が弱く(90Wは約2分で停止)、ノートPCの常用電源目的には不向き。
【結論】買うべき人 / 待つべき人
買うべき人
- Xiaomiハイパーチャージに対応した端末を使用している方
- Galaxy系の端末を使用している方
- 持ち運びに使えるコンパクトな多ポート充電器を求めている方
待つべき人
- ノートpcの給電に使用したいと考えている方
- PD90W付近での充電を期待している方
- Xiaomiハイパーチャージの恩恵を得られない方
「Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter」のスペック&特徴
| Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter | |
|---|---|
| 搭載ポート | Type-C 2個 Type-A 1個 |
| 出力最大 | Type-C : PD90W Type-A : 27W |
| 3ポート使用時 | Type-C1 : 最大67W Type-C2 : 最大7.5W Type-A : 最大7.5W |
| 動作温度 | -10°C~+40°C |
| 製品重量 | 130g |
| 製品寸法 | 55.5×74.8×30mm(プラグの脚は除く) |
| 参考価格 | 3,480円 → Amazon |
- 対応するXiaomi端末を90Wで充電できる
- PD90W対応だから他社の対応端末やノートPCも90Wで充電できる
- 3ポート搭載で使い勝手が良い
- Galaxyの「超急速充電2.0」を使用できる
- 折りたたみプラグで持ち運びも行けるコンパクト仕様
- 各保護機能付きで安心して使える
「Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter」開封・外観
開封


- 充電器本体
外観を写真でチェック




外観はボックス型の一般的な充電器の見た目をしています。

プラグを折りたたんだ状態で、手持ちの100W充電器とサイズ比較してみると、一回り以上コンパクトになっている事がわかります。ワイヤレスイヤホンのケースを横に並べて見ても、ほとんど似たようなサイズ感で、持ち運びや取り回しに優れていますね。

重量は実測値でg。最近の大型スマホの半分程度の重量です。
検証に使用する道具

- USBテスター
- AVHzY CT-3
- POWER-Z
- YEREADW双方向 USB C パワーメーター
- 電子負荷
- AVHzY CT-3付属のSM-LD-00
- サーモグラフィー
- HIKMICRO Mini2 V2
- 100W出力対応の充電器
- CableGeeker PD100W急速充電器
- ケーブル
- CIO 柔らかいスパイラルシリコンケーブル
対応する充電規格を調べる
ここからは本体の細かいスペックや仕様などについて、テスターを利用しながら調べていきます。
まずは、対応する充電規格から。

対応する充電規格の方はこんなカンジで、必要最低限って印象です。
QC2.0/3.0やPD3.0・PPS充電に対応しているので、普通に使用していて困る事は無さそうです。
注目ポイントはPD90Wに対応している所。
ココに表示されているという事は、スペック通り90Wに対応しているという事です。

| 電圧 | 電流 |
|---|---|
| 5.00V | 3.00A |
| 9.00V | 3.00A |
| 15.00V | 3.00A |
| 20.00V | 3.25A |
| 5.00 ー 11.00V | 5.00A |
| 5.00 ー 20.00V | 4.50A |
90W出力は維持できるのか?

続いて、本体に最大負荷、90Wでの放電を継続させて、どのくらいの時間耐えてくれるのか、また、その際の発熱はどの程度なのか、っていう所を見ていきます。
安全装置が働いていれば途中でストップすると思うので、そういった挙動も見ていきます。
| 出力 | 継続時間 | 停止時の表面温度 |
|---|---|---|
| 90W | 2分05秒 | 41℃ |
| 80W | 6分25秒 | 59℃ |
| 70W | 12分24秒 | 55℃ |
| 60W | 15分45秒 | 55℃ |
※テスターを使用して出力を指定
※電圧20V固定、電流を動かして出力を変える
最高速の90Wを連続して引き出せるのは2分が限界でした。停止時の表面温度を見ると、60℃辺りで強制終了が掛かるのかなと思います。90W対応の充電器を謳っているにもかかわらず、実際は2分程度で熱停止、というのは少し気になります。
PD90Wを要求してくるようなノートpcへの電源供給用として使用するのは向かないですね。
60W・70Wも15分程度で停止しているのは気になりますが、実際の充電シーンでは端末側の指示により動作するため、もう少し耐える可能性が高いです。
120W対応のXiaomi Pad6S Proを充電してみた

ここからは実際に端末の充電を行っていきます。
まずはXiaomi製品のXiaomi Pad 6S Proを0%から100%にするまでの様子を見ていきます。
(Xiaomi Pad 6S Pro : 容量10,000mAh, 120W充電対応)
コチラは120Wでの充電に対応している端末ですが、例にならって付属の充電器でしか急速充電が行えず、それ以外の充電器で充電すると25Wとかに制限が掛けられます。



| 0% → 100% にかかった時間 | 57分 |
|---|---|
| 最大速度 | 80.30W |
| 開始直後の表面温度 | 28.7℃ |
| 30分後の表面温度 | 64.3℃ |
| 30分後の充電量 | 70% |
120W対応端末を充電してみると、こりゃまた速いですね。充電開始から数分間80W前後で充電されており、30分程度で70%に到達してます。また、容量10,000mAhのタブレットをスマホ並みのスピード感で充電出来ているのもアツいですね。

90W充電器

付属の120W充電器
しかし、Xiaomi Pad 6s Pro付属の120W充電器で充電した際のグラフと比較すると、放熱の弱さが足を引っ張っている事が分かります。
10分を経過した辺りで1度停止している点、後半は電圧が9Vに下がりPD25W充電に切り替わって点、これらが無ければもう少しタイムが縮まりそうです。
Galaxyのスマホを充電してみた

続いてはGalaxyのスマホ、Galaxy S22 Ultraを充電していきます。
Galaxyスマホは少し特殊な仕様になっており、PPSに対応している充電器の場合のみ、25W・45W充電が行える仕様で、PPS非対応な場合は15W出力に制限が掛かるようになっています。
今回の充電器はPPSに対応しているので、Galaxyスマホの充電性能をフルで生かせます。



| 5% → 100% にかかった時間 | 56分 |
|---|---|
| 最大速度 | 38.0W |
| 開始直後の表面温度 | 25.0℃ |
| 30分後の表面温度 | 41.0℃ |
| 30分後の充電量 | 76% |
問題なくGalaxyの「超急速充電2.0」が行えています。
一応45W出る仕様の充電方式なのですが、実際は30W未満で行われるという名前だけの充電方式なので、常時40W近辺で充電が行われるカンジでは無かったですね。コレは充電器側ではなく端末の仕様で、別の充電器を使用した際も似たようなグラフが取れています。
この程度の出力であれば発熱も低く、放熱の弱さが足を引っ張る事は無さそうです。
複数ポートを使用した際の挙動を見る

2ポート充電時

| パターン1 | パターン2 | パターン3 | |
|---|---|---|---|
| USB-C1 | 65W | 65W | 45W |
| USBーC2 | 18W | – | 18W |
| USBーA | – | 18W | – |
※USB-C1はテスターを使用して65Wに固定
※充電器本体の表面温度が50℃を超えるとUSB-C1(高出力)側が不安定になる
という事で2ポート同時充電時の様子はこんなカンジです。
USBーC1側の出力を65Wに固定し、USBーC2側はPD35Wに対応した端末を充電して、その端末がどの程度のワット数で充電されるかをテストしています。スペック上では片方が最大67W出せて、2ポート目は18Wに制限が掛かるという仕様でしたが、その通りの結果が得られました。また、USBーC×2の組み合わせも、USBーCとAの組み合わせも同様の結果が得られています。
ココで注目したいのが、ワット数を均等に割り振るという機能が無い事です。パターン3を見て頂くと分かりますが、USBーC1側の出力を落としたからと言って、USBーC2側の出力が上がるという事はありません。
大抵の充電器は、複数ポート同時充電の際は、使用ポートの合計が一定になるよう均等に割り振られる、みたいな機能がありますが、Xiaomi 90Wにはありません。コストを押させるために複雑な機能は簡略化させる、Xiaomiらしさを感じますね。
また、本体の表面温度が50℃を超えると、出力が高い方のポートが不安定になる点は注意してください。
検証開始から10分ちょいでUSBーC1側から65Wを安定して取れなくなったので、おそらく実運用の際は、充電速度が自動的に遅くなるのかなと思います。
あくまで、最大で67W出ますよという話ですね。
3ポート充電時

| パターン1 | パターン2 | |
| USB-C1 | 65W | 65W |
| USBーC2 | 7.5W | 7.5W |
| USBーA | 7.5W | 2.5W |
※USB-C1はテスターを使用して65Wに固定
※充電器本体の表面温度が50℃を超えるとUSB-C1(高出力)側が不安定になる
3ポート同時充電時の様子はこんなカンジです。
先ほどと同様にUSBーC1側は65Wを指定して出力させ、C2とAに端末を接続するという検証を行っています。スペック上ではUSBーC1側が最大67W、他2ポートの合計が15Wになっていますが、その通りの結果が得られました。
ココで注目したいのが、他2ポートの合計15Wというのが均等に割り振られるわけでは無いということ。パターン2にて、USBーA側を低出力で充電していますが、その分UBS-C2側の出力が上がるという事は無く、パターン1と同様に7.5W出力のままでした。
つまり、3ポート同時充電の際は、USBーC1が67W、USBーC2が7.5W 、USBーAが7.5Wが最大出力になる、という事です。
「Xiaomi 90W HyperCharge Power Adapter」レビューまとめ

- Xiaomiのハイパーチャージを使用することができる
- PPS対応でGalaxyスマホを最速で充電できる
- 90W出せる充電器の中ではかなりコンパクト
- Type-Aポート付きで使い勝手が良い
- 放熱面が弱く高出力は維持できない
- 2つの端末を同時に急速充電する事は出来ない
以上になります。
いかがだったでしょうか?
待望のXiaomiハイパーチャージに対応した充電器という事で、Xiaomiユーザーにはかなりおすすめできる製品だと感じました。
が、放熱面の弱さが少し目立つ印象で、高出力を常時維持したいノートpc用途などには使用しづらいため、90Wという数字を目当てで購入するのはあまりお勧めできません。あくまでもXiaomi端末、GalaxyやiPhoneなどのスマホ用の充電器かなと思います。
とは言ったものの、Xiaomiの120W対応タブレット・90W対応モバイルバッテリー・Galaxy端末を使用している私にとっては、かなり買ってよかった製品でした。こういった恩恵を受けられる端末を使用している方は是非ポチッと行っちゃいましょう!
という事で本日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回はモバイルバッテリーのレビューでお会いしましょう。
では、また。


コメント