お疲れ様です、もちゅです。
本日は現状トップレベルの性能となるラピトリキーボードの紹介をしていきます。
その名も、
ATK RS6 Ultra
もちゅガジェでは以前ATK RS7 Proのレビューを上げましたが、あれから約1年が経過し、さらにもう一回り進化したモデルが登場してしまいました。
(どこまで行っちゃうんだラピトリキーボードは)
RS6シリーズはRS6とRS6 Ultraの2つのモデルがあり、性能面ではどちらも同じです。
そのスペックは、驚異のRT0.005mm~・AP0.05mm~・遅延0.08msと1年前なら信じられない数値になっていて、今出ているラピトリキーボードの中ではトップクラスになります。
以前まではRT0.02mmとかですら入力切れが起きたりしていたわけですが、RS6は当然のようにRT0.005mmで入力切れ無しで使用できちゃいます。
その他ではAIを使用した自動キャリブレーションのような機能も搭載されています。
また、フルアルミボディやガスケットマウント構造を採用しており、キーボード本来の性能もしっかり高水準。
外観部分でもかなり気合が入っており、正直私は見た目で購入してしまっています。
そんな「ATK RS6 Ultra」について余すことなく紹介していきます、是非最後までお付き合いください。
メリット | デメリット |
---|---|
AP0.05・RT0.005・デッドゾーン0でも安定して動作する ひと昔前のラピトリキーボードとの差を体感できるレベルの性能 打鍵音・打鍵感ともに優秀 外観から感じるエヴァのプラグスーツ感が堪らん 透明キーキャップ装着時のライティングの透け具合が良い | USB端子部分が狭く、ケーブルを選ぶ 透明キーキャップは指紋が目立つタイプの素材 他のUSB機器との相性が悪い場合がある |
メリット |
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AP0.05・RT0.005・デッドゾーン0でも安定して動作する ひと昔前のラピトリキーボードとの差を体感できるレベルの性能 打鍵音・打鍵感ともに優秀 外観から感じるエヴァのプラグスーツ感が堪らん 透明キーキャップ装着時のライティングの透け具合が良い |
デメリット |
USB端子部分が狭く、ケーブルを選ぶ 透明キーキャップは指紋が目立つタイプの素材 他のUSB機器との相性が悪い場合がある |
「ATK RS6 Ultra」ってどんな製品?
「ATK RS6 Ultra」のスペック
「ATK RS6 Ultra」のスペック | |
---|---|
AP | 0.05mm~ |
RT | 0.005mm~ |
ポーリングレート | 8KHz |
遅延 | 0.08ms |
ケース素材 | フルアルミケース |
カラバリ | 計5色展開 RS6は2色のみ Ultraは3色のみ |
価格 | 21,990円 楽天市場 |
「ATK RS6 Ultra」の詳細スペック
「ATK RS6 Ultra」の詳細スペック | |
---|---|
AP | 0.05mm~ |
RT | 0.005mm~ |
デッドゾーン | 0mm~調整可能 |
ポーリングレート | 8KHz |
スキャンレート | 256K (1つのキー入力時) 32K (複数キー同時入力時) |
遅延 | 0.08ms |
キャリブレーション機能 | 手動キャリブレーション搭載 (「AI Match」機能をオンで自動にも対応かも?) |
ケース素材 | フルアルミケース |
キーキャップ素材 | PBT・ Cherryプロファイル (Ultraのみ一部交換用の透明キーキャップ付き) |
カラバリ | 計5色展開 RS6は2色のみ Ultraは3色のみ |
キースイッチバリエーション | RS6 : Gateron Jade Pro RS6 Ultra : TTC RGB Magneto (RS6 Ultra 桜色のみGateron Jade Gaming・ATK LEVIATANも選択可) |
価格 | 21,990円 楽天市場 |
「ATK RS6 Ultra」の特長
- ラピットトリガ―最短0.005mm
- アクチュエーションポイント最短0.05mm
- デッドゾーン0mm~調整可能
- 8Kポーリングレート・256Kスキャンレート・遅延0.08ms
- フルアルミボディー
- AIを使用した自動キャリブレーション機能を搭載
- ピンクを含むエヴァ風なカラー展開
特徴をサクッと上げてみるとこんな感じです。
完全に次世代機と言っていい性能をしている事が分かります。
約1年前にも紹介したATK RS7シリーズを軽く凌駕していますね。
RT・APに関しては現行のトップ機種と同等クラスのスペックで、ポーリングレートはもちろん、最近重要視し始めているスキャンレートに関しても最高クラスのスペックになっています。
複数キーを同時入力した際に落ちる仕様にはなっており、そのあたりで現行の最上位モデルと比べて見劣りしてしまいますが、それでも肩を並べられるだけの性能であることは間違いないです。
その他では打鍵音や見た目の質感を上げてくれるフルアルミボディーを採用していたり、AIを使用した自動キャリブレーション機能も搭載と、スペックに関しては文句をつけるところがありません。
また、かなり凝ったデザインのカラー展開になっていて、私が購入した珍しいピンク色などがある点も特徴の1つですね。
「ATK RS6 Ultra」開封・外観
開封
それでは早速開封していきます。
「オレンジ×黒」この組み合わせの化粧箱、最近どっかで見たことあるなと思ったらSonyのカメラ機材の化粧箱と同じカラーリングでしたね。
通りで異様な高級感を感じる訳だ。
蓋はお弁当タイプになっています。
- キーボード本体
- USBケーブル(A to C)
- 予備のキースイッチ4コ
- キープラー
- 交換用透明キーキャップ(Ultraのみに付属)
- スペースバー静音化用のシール
- ステッカー含む紙類
- おまけのキーキャップ(早期購入特典)
- 8Kポーリングレート対応のRGBケーブル(早期購入特典)
という事で中身はこんな感じです。
結構豪華!
最近の付属品削られがちな傾向と相反する充実した付属品となっています。
スペースバーに付ける静音化用のシールも入ってるのは結構アツいですね。
早期購入特典として入っていたUSBケーブルですが、長さが短めなのと癖が付いちゃってる点は残念でした。
とは言え、8Kのポーリングレートに対応しつつRGBも搭載したケーブルなので、おまけにしては豪華すぎますね。
8Kポーリングレート対応 × RGB搭載
この手のケーブルって1万近く平気でしてくる物が多いので、多少の使い勝手の悪さには目を瞑ってやりましょう。
早期購入特典で付いてくるキーキャップの方は、見た目は斬新で目を引くものにはなっていますが、今回購入したピンク色のキーボードとはどう考えても相性が悪いので、おまけの中のおまけって感じです。
試しに以前紹介したEPOMAKER HE68に付けてみました。
外観を写真でチェック
それでは外観です。
キーキャップの色は外側のキーが焦げ茶色で、その内側のキーはピンクとなっています。
某有名チョコレートを想起させるデザイン
ケース部分はアルミケース特有のツルツルとした質感では無く、ザラザラとした質感で、ラメっぽいのも入っているため、光が反射して全体的にキラキラしています。
キーボード横側面はかなり気合の入ったデザインになっており、「メカメカしさ」「かっこよさ」「ガンダム感」みたいなのを感じます。
個人的にめっちゃテンションの上がるデザインです。
ここで、気づいてしまったんですよ。
今回のATK RS6シリーズ、完全にエヴァのカラーリングをインスパイアされてますよね。
ピンクに関してはあのキャラのプラグスーツを、他のカラーリングも全てプラグスーツや初号機を連想させるデザインになっています。
アツい!
裏面には4カ所に滑り止め、メタルプレートがあったりします。
こちらもかなり凝ってますね。
ただ、高さ調節に対応していないのは注意ですね。
USBポートは白色のギザギザした枠に覆われており、この部分が結構邪魔で手持ちのケーブルだと端子が刺さりませんでした。
EPOMAKERさんから出ているこんな感じのアダプタをかませば大体のケーブルが使えるようになりますが、ポーリングレート的な関係であまり推奨はしません。
別でケーブルを購入する際は注意が必要です。
Ultraモデルにのみ付いてくる透明キーキャップを付けてみました。
ライティングをオンにするとキースイッチのフォルムが見えたりして良い感じです。
ただ、キーの表面はツルツルとした質感で、指紋が鬼目立ちするタイプなのは残念でした。
RS7についてきた透明キーキャップはトップの表面にザラザラ加工が施されていたのに何故なんだ?
「ATK RS6 Ultra」実機レビュー
ラピットトリガ―は最短で0.005mmに設定可能定
ここからは実機を用いた使用感レビューになります。
ラピトリの設定をする前にザッと性能をおさらいしておきましょう。
アクチュエーションポイント | 0.050mm ~ 3.300mm |
---|---|
ラピットトリガ― | 0.005mm ~ 3.300mm |
デッドゾーン | 0.000mm ~ 1.000mm |
※全ての数値を0.001mm刻みで調節可能
やっぱり性能は鬼。
実際に設定していきます。
(Webドライバー)
- 「Performance」ページにて「Extreme Mode」をオン
(コレで最短設定にできる) - 「Travel」ページにて上側で設定したいキーを選択
(WASD・ALLの2種類のみ一括選択可能) - 「Fast trigger mode」をオン
(ラピトリ開放) - 下側の数値を弄ってラピトリを設定
- 「Trigger Travel」 = AP
- 「Fast trigger mode」 = RT
- 「Access Settings」 = デッドゾーン
設定手順は以上になります。
数値をバーとボタンの両方で調節できるのはありがたいですね。
他にはプロチームが作成したプリセットが2種類用意されています。
迷ったらコレ使えばOK
実際にAPEX等をプレイしてガッツリ使用してみました。
移動キーはRT0.005mmかつデッドゾーン0の設定で使用しましたが、入力切れは起こりませんでした。
結構衝撃的です。
もちろん目立った誤作動などは無く最高のゲーム体験。
ヴァロをプレイしてみるとRT0.005mmの世界を肌身で感じることができます。
デッドゾーン → 0mm
「WASD V Space」のみ
AP → 最短
RT → 最短
「他のキー全て」
AP → 0.5mm
RT → 最短
AIによる自動キャリブレーションっぽい機能がある
RS6シリーズには「AI Match」と言う機能が搭載されており、こちらが最近主流の自動キャリブレーション機能になるっぽいです。
一度手動でキャリブレーションを行って、後は自動で調節してくれるみたいな感じな気がします。
※ごめんなさい、公式ページの情報が少なくて解釈があってるかは分かりません。
手動キャリブレーション中はキーを押して離すと、そのキーが緑色に変化します。
結構めんどくさい作業ですが、一度やれば自動で行ってくれるので、ここは丁寧にやってあげましょう。
ライティングの輝度はそこまで目立たないかも
ライティングの輝度はやや控えめな印象です。
透明キーキャップを装着すると映え映えな感じになるのですが、通常キーキャップ装着時はじんわり来る感じです。
キー1個1個に色を割り当てることもできます。
また、音に反応してライティングが変化するモードも搭載されています。
最近このモードがラピトリキーボード界隈で流行ってる気がする。
Webドライバーで出来るその他の事
- キーのリマップ
- 磁気スイッチならではの機能(SOCD等)
- マクロの作成
- ファームウェアのアップデート
キーのリマップでは「FNキー」の変更にも対応しています。
SOCD等の設定は全部で6項目あり、充実度はかなり高めです。
(実際の対人ゲーム系で使用するのは控えたい)
マクロは計8個作成可能です。
打鍵感・打鍵音
まずは打鍵音を聴いてみてください。
どうですかね?
かなりレベルの高い打鍵音になっていると思います。
RS7と比べてリリース時の「ガチャッ」とした嫌な音が無くなって、クリアで気持ちのいい打鍵音に進化してます。
スペースバーなどのスタビライザー部分に関してもキッチリ処理されており、異音などは一切無いですね。
打鍵感はGateron Jadeシリーズ特有の、スタートはほんのり重めで後半はあまり重くならないタイプになっています。
スコスコ押せて気持ちのいい打鍵が可能です。
また、ガスケットマウント構造になっているので底打ち時にしっかり沈み込んでくれて、指の負担がかなり軽減されいい感じです。
PCにモニターライトを接続すると使い物にならなくなる(環境によっては)
こちらのGIF画像は同じPCにモニターライトとRS6を接続した際のキャリブレーション画面になります。
伝わりにくいかもしれませんが、ほぼ全てのキーで常に1mm近い数値のブレが生じてしまっています。
AP0.05mmで動作するキーボードで、このレベルのブレが発生してしまうと、はっきり言って使い物にならないです。
実際にキーボードが届いてから数日はこの原因に気づけないまま使用しており、APを1.5mmとかにしないと勝手にキー入力が行われてしまう、中々とんでもな症状に頭を悩まされていました。
(まじで大変だったんです。APを最短にすると信じられないスピードでキーの入力が行われ、PC操作が効かずAPの変更ができなくなってしまい、一度全てのキースイッチを外してAPを変更するというパワープレイをしたり、全てのキーが入力されまくるから謎のショートカットが発動して大量のファイルが生成されたり、とにかく頭を抱えていました。)
始めは初期不良かと思いましたが、一旦PCに接続されているUSBケーブルを全て引っこ抜いて、一個づつ試した結果「モニターライトが原因だった」と言うのが判明しました。
手元にあるもう一台のモニターライトを接続しても同様の症状が出たので、恐らく強めの電力を要求するUSB機器が接続されていると不安定になるのかなと思います。
このあたりはPCの専門的な知識が必要そうなので、細かいとことは分かりません。
まとめ : 良かった点・悪かった点
「ATK RS6 Ultra」の良かった点
- AP0.05・RT0.005・デッドゾーン0でも安定して動作する
- ひと昔前のラピトリキーボードとの差を体感できるレベルの性能
- 打鍵音・打鍵感ともに優秀
- 外観から感じるエヴァのプラグスーツ感が堪らん
- 透明キーキャップ装着時のライティングの透け具合が良い
良かった点はこのあたり 。
性能面は当然のように良かった。
ただ、それ以上に外観部分の満足度がかなり高かったなと思いました。
商品画像から見た目の良さっていうのは分かっていたつもりだったのですが、実機を見て改めて感動してしまいました。
ケースの質感や若干のラメが入っている部分、細部までこだわり抜かれた造形に価格以上の良さを感じます。
そしてその外観の良さがおまけかのように感じてしまう、圧倒的なスペックの高さもとんでもないですね。
実際のゲームプレイでその性能差を体感できたのは衝撃的です。
また、最短設定でも安定して動作するという点もかなりポイントが高く、ひと昔前ならRT0.02ですら入力切れが起こってしまっていいたので、その部分でもラピトリキーボードの進化を感じました。
その他では打鍵音・打鍵感も当然のように完成されていて、良かったです。
「Jade Gaming」の良さを最大限生かせていると思いました。
「ATK RS6 Ultra」の悪かった点
- USB端子部分が狭く、ケーブルを選ぶ
- 透明キーキャップは指紋が目立つタイプの素材
- 他のUSB機器との相性が悪い場合がある
残念だった点はこのあたり。
USB機器の相性問題やケーブルを選ぶ点に関しては、一応解決できているので個人的には問題ありません。
ただ、透明キーキャップの質感だけはホントに残念でした。
せっかくバッチバチの外観なのに、透明キーキャップに付いた指紋が目に入るだけで一気に冷めちゃいますね
RS7の方についてきた透明キーキャップではしっかり対策されてたんですけどね。
「ATK RS6 Ultra」レビューまとめ
- AP0.05・RT0.005・デッドゾーン0でも安定して動作する
- ひと昔前のラピトリキーボードとの差を体感できるレベルの性能
- 打鍵音・打鍵感ともに優秀
- 外観から感じるエヴァのプラグスーツ感が堪らん
- 透明キーキャップ装着時のライティングの透け具合が良い
- USB端子部分が狭く、ケーブルを選ぶ
- 透明キーキャップは指紋が目立つタイプの素材
- 他のUSB機器との相性が悪い場合がある
以上になります。
いかがだったでしょうか?
とにかく買い
なキーボードかと思います。
同じく最高クラス帯のキーボードは他にあるのですが、外観の面では間違いなくRS6が一回り上だったり、もう片方はまだ組み立てキットでの販売しか無かったり、現状だとかなりおすすめとなっています。
また、今回紹介したRS6 Ultraだと2万円を超えてきますが、スペックは下位モデルのRS6と同じになっており、そちらは2万円を切ってくるので、コストパフォーマンスと言う面でも現状最高クラスです。
- 最短RT0.1mmのひと昔前のラピトリキーボード使用している方
- エヴァが好きな方
上記に当てはまる方はドンピシャな選択肢かなと思います。
是非ご検討の程を!
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
次回は配信用オーディオインターフェースのレビューでお会いしましょう。
では、また。
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