お疲れ様です。もちゅです。
本日はCIOのカジュアルブランド、CIO Mate から出ている製品を2製品をレビューしていきます。
今回紹介する製品のラインナップはこちら!!
- CIO Mate PowerBank001
- CIO Mate Charger003
以上になります。
記事の内容としてはCIO Mate PowerBank001のレビューがメインとなり、Charger003については充電速度と使い勝手について簡単に触れる、という構成になっています。
モバイルバッテリーであるPowerBank001については徹底的にレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
今回登場する製品の詳細情報
CIO Mate PowerBank001のスペック
CIO Mate PowerBank001 (モバイルバッテリー) | |
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対応ポート | Type-C × 2ポート Type-A × 1ポート |
サイズ | 約91 × 62.5 × 21.5 mm |
重量 | 約185g |
カラーバリエーション | 黒/白/グリーン/ピンク |
参考価格 | 3,830円 |
CIO Mate PowerBank001の詳細スペック
CIO Mate PowerBank001 (型番 : MATE-PB001) | |
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対応ポート | Type-C × 2ポート Type-A × 1ポート |
USB-C 入力 | 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A (MAX18W) |
USB-C 出力 | 5V=3A / 9V=2.22A / 12V=1.67A (MAX20W) |
USB-A 出力 | 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A (MAX18W) |
同時充電時 | 5V 3A (MAX15W) |
電池容量 | 10000mAh |
急速充電規格 | PD3.0 QC3.0 PPS |
サイズ | 約91 × 62.5 × 21.5 mm |
重量 | 約185g |
カラーバリエーション | 黒/白/グリーン/ピンク |
CIO Mate PowerBank001の特徴
- コンパクトな10,000mAhモバイルバッテリー
- PD充電に対応で最大20W出力対応
- モバイルバッテリーの常識を覆すカラバリ
CIO Mate PowerBank001の魅力は何と言ってもそのカラーバリエーションなのではないでしょうか。
モバイルバッテリーと言えば黒という一般常識があるかと思いますが、この商品はその常識を覆すかのようにブラック・ホワイト・グリーン・ピンクと計4色展開になっています。
同じCIO Mateから出ている全ての製品は同じカラー展開になっており、黒一色に染まっていたガジェットポーチの中身をグリーンやピンクに染めることができます。
そんなお洒落というかこだわりを見せる楽しみを与えてくれるのがCIO Mateシリーズの良い点かと個人的に思います。
正直なところモバイルバッテリーの性能に関してはパットせず、無難なスペックが盛られている印象です。
CIO Mate Charger003のスペック
CIO Mate Charger003 (急速充電機) | |
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対応ポート | Type-C × 2ポート(MAX20W) |
サイズ | 約70×43×12.5mm |
重量 | 約50g |
カラーバリエーション | 黒/白/グリーン/ピンク |
参考価格 | 1,980円 |
CIO Mate Charger003の詳細スペック
CIO Mate Charger003 (急速充電機) | |
---|---|
対応ポート | Type-C × 2ポート |
出力 | 5V=3A / 9V=2.22A / 12V=1.67A(20W Max) |
2ポート同時 合計出力 | 15W |
急速充電規格 | PD3.0 |
サイズ | 約70×43×12.5mm |
重量 | 約50g |
カラーバリエーション | 黒/白/グリーン/ピンク |
CIO Mate Charger003の特徴
- 壁コンセントに付けやすい薄型充電器
- 薄くコンパクトながらも20Wの急速充電に対応
- Type-Cが2ポート付き
- CIO Mate安定の4色展開
持ち運びに超便利な薄型コンパクト設計の急速充電機です。
薄型のメリットとしては、家のコンセントはもちろん、カフェなどの壁コンセントに従来の充電機よりも安定かつスマートに付けることができる点です。
そしてそのサイズながらも最大20W出力に対応したType-Cポートが2つ付いており、とりあえずガジェットポーチに入れておいて間違いない製品になっています。
また先ほどのモバイルバッテリーと同様、4色のカラーバリエーションがあり、自分の好みの色で揃える事もできます。
製品の外観を写真でチェック
CIO Mate PowerBank001の外観
外観の特長は何と言っても表面のテクスチャ。
こちらはカメラなどでよく使われているシボ加工というものが施されており、高級感のある質感はもちろん、手に持った時のグリップ感といった部分もあります。
そして今回選択したカラーはモスグリーン。
充電器とケーブルをCIO製のモスグリーンで染めることを決意しました。
サイドにはボタンが1つ付いており、こちらを押すことにより、ディスプレイにバッテリー残量が表示されるみたいです。
スマホとサイズを比較してみるとこんな感じ。
横×縦で見るとかなりコンパクトですが、厚みがそこそこあり、スマホの裏にセットして片手で持って操作、みたいな事は少し難しいように思います。
CIO Mate Charger003の外観
モバイルバッテリーと同様こちらもシボ加工になっています。
高級感に関しては勇逸無二な感じがします。
差込口は折りたたんで収納できるタイプ。
スマートホンやモバイルバッテリーと比較してみるとこんな感じ。
正直想像以上なコンパクトさでビックリしています。
厚さはスマートホンと同じくらい、私が愛用しているGalaxy S22 Ultraの横幅と充電器の縦幅がほぼ同じ長さ、というより充電器の縦幅の方が短いです。
CIO Mate PowerBank001とCIO Mate Charger003をガジェットポーチに入れてみるとこんな感じ。
CIO Mate PowerBank001の実機レビュー
本当に20WのPD急速充電に対応しているのか?
PD充電に対応したGalaxy S22 Ultraを充電してみたところ、充電速度は18W前後で安定、といった結果になりました。
20W充電には対応していることが確認できます。
2ポート同時充電だと速度半分
- ポート1 : 7 ~ 8W
- ポート2 : 3 ~ 4W
※ポート1にはGalaxy S22 Ultraを接続、ポート2にはXiaomi Buds 5を接続
※両方ポートにスマホを接続した場合、両ポートとも7W前後(Max合計15W)
という事で2ポート同時充電だと速度は半分程度になる事が分かりました。
スペック上の仕様では2ポート同時充電時は合計で15W出力になるよう調節されるようなので、この結果はスペック通りになります。
最近のモバイルバッテリー業界を考えると性能は結構控えめな印象ですが、スマホとイヤホン、といった組み合わせで充電する分には十分な充電速度な気もします。
PCやタブレットなどを充電となると2ポート同時充電は性能不足で使えませんね。
まぁ容量を考えるとその2つを充電する事は視野に入ってなさそうですが。
容量10,000mAhは本当?
- Xiaomi Pad 6S Proを0%から何%まで充電できるか計測
(Xiaomi Pad 6S Proの容量10,000mAh) - モバイルバッテリー本体は100%の満充電状態で使用
- 充電が止まった時点で計測終了
- CIOの充電速度が確認できるケーブルを使用
測定結果
充電対象のバッテリー : 71% (7,100mAh)
7,100mAh ÷ 10,000mAh = 71%
容量は微妙
※無理やりな測定方法になるため正確な数値ではない
残念ながらバッテリー容量に関しては微妙な結果が出てしまいました。
普段CIO Mate PowerBank001を使用している中で薄々感づいてはいた、というのが正直なところです。
というのも、残り30%のバッテリーのスマホを1度充電しただけでモバイルバッテリー本体の充電残量が40%を切る事が多々あったんですよね。
そのためこの結果には納得です。
本体の充電速度は本当に18Wなのか?
- 0%から100%までにかかる時間を測定
- その間の充電ワット数を確認
- CIOの充電速度が確認できるケーブルを使用
- 65W充電に対応した充電器を使用
測定結果
充電速度 :
常時17W入力, 時々18Wを確認
80%以降は速度低下(7W近辺)
90%以降は4W近辺
充電時間 :
0%~80% → 約1時間30分
0%~100% → 約2時間30分
先ほどとは違い概ねスペック通りの数値が出ているのではないでしょうか。
バッテリーへの負荷を減らすためか80%以降から速度が著しく低下する挙動も良くあるPD充電と同じ感じ。
最近だともっと性能の高いモデルは多く、同じCIOから出ている10,000mAhのモバイルバッテリーの中には35Wの入力に対応したモデルも存在するので、それを考えるとやはりスペックは弱め。
またこちらの画像をご覧いただければわかると思いますが、パススルーには非対応。
モバイルバッテリー本体を充電しながら同時に他端末の充電も行えること。
例 :
モバイルバッテリー本体を充電、空いたポートにケーブルを刺して同時にスマホも充電
バッテリー残量を確認できるがたまにおかしい
モバイルバッテリー本体に搭載されているディスプレイにて、バッテリー残量の確認が行えるのですが、こちらの表記がたまにおかしくなることがあります。
具体的に私が確認できたおかしくなるタイミングは、バッテリー残量が残った状態で本体の充電を始める時、です。
症状としてはバッテリー残量が3秒毎に1%づつ増えていき、99%になったタイミングで数値の変動が止まり、そこから1時間弱で充電が完了する。
といった症状が確認できました。
それ以外では特に不具合は無く正常に動作していると思います。
CIO Mate Charger003の実機レビュー
2ポート同時使用時の充電速度
2ポート同時充電時は片側7Wに制限され、合計で15Wを超えることは無いように調節されるみたいです。
画像だとワイヤレスイヤホン側が4Wしか出ていませんが、スマホにつなげれば両方とも7W出ます。
ちなみに1ポート充電だと18W出てくれる。
ただここで致命的な欠点が発覚。
1ポート : Galaxy S22 Ultra
2ポート : CIO Mate PowerBank001
- モバイルバッテリー側から危険な雰囲気を漂うコイル鳴きが発生
- モバイルバッテリー側から充電器側へ電流が逆流?
- 結果両方とも充電できず
※ケーブルの変更、モバイルバッテリーを別のモバイルバッテリーへ変更、いずれも同じ挙動
※別の2ポート充電機で同様の実験を行った所そちらは問題なし
結果 : CIO Mate Charger003側の問題
上記の内容を見ていただくと分かると思いますが、CIO Mate Charger003側の問題であると断定して良いでしょぅ。
という事でモバイルバッテリーとの組み合わせで2ポート充電を行う場合、かなり危険な挙動となり両者とも充電ができなくなります。
スマホとワイヤレスイヤホン等の組み合わせであれば問題はありませんが、モバイルバッテリーと組み合わせる場合は使用できません。
この点を踏まえるとCIO Mate Charger003はおすすめできない商品です。
電源タップとの相性が悪い場合がある
この問題はごく一部の環境限定ですが、こんな感じで従来型のボックス型?の充電機とCIO Mate Charger003を同じ電源タップに刺そうとすると取り回しがかなり難しいです。
壁際のコンセントだったり、CIO Mate Charger003のみで電源タップに刺す場合は問題ありませんが、他の充電機と組み合わせる場合は注意が必要。
ただ持ち運んで使う分には問題なさそうです。
まとめ : 良かった点・悪かった点
CIO Mate PowerBank001の良かった点・悪かった点
- 豊富カラーバリエーションとCIO Mateで色をそろえられる点
- 高級感を感じる表面のシボ加工
- バッテリー残量が数値で確認できる
- 20W出力とスマホを充電するには十分な速度
良かった点
- 豊富カラーバリエーションとCIO Mateで色をそろえられる点
- 高級感を感じる表面のシボ加工
- バッテリー残量が数値で確認できる
- 20W出力とスマホを充電するには十分な速度
悪かった点
- 1世代前の性能感が否めない
- バッテリー容量のロスが激しい
- パススルーに非対応
感想としてはこんな感じ。
ぶっちゃけた話をすると、見た目やカラーバリエーションに惚れた、ガジェットポーチの中をCIO Mateシリーズで揃えておしゃれな見た目にしたい、といった特別な理由が無ければわざわざCIO Mate PowerBank001にする必要は無いと感じました。
これに+1,000円を出せばCIO SMARTCOBY Pro SLIMという、より薄く高速でパススルーにも対応したモデルが購入できるので、そちらを視野に入れることもおすすめします。
ただそれを加味しても十分な魅力のあるカラーバリエーションが特徴のモバイルバッテリー。
出先で充電する端末がスマホやワイヤレスイヤホンくらい、というカジュアル層にはおすすめできると感じました。
私は出先でモバイルバッテリーの容量はそこまで使わないので、今後CIO Mate PowerBank001とその他CIOのグリーン系の商品オンリーのガジェットポーチで行こうかなと思っています。
CIO Mate Charger003の良かった点・悪かった点
おすすめできない
やや雑な書き方をしていますが、CIO Mate Charger003に関しては購入をおすすめできません。
「モバイルバッテリーなんて持ち運ばないし、出先でそれを充電する事はないんだ!」
という方は購入しても問題なさそうですが、それでも少し不安の大きい商品です。
今回はモバイルバッテリーと別の端末を組み合わせた時のみ危険な挙動を確認しましたが、もしかすると別の端末と別の端末の組み合わせでも似たような挙動が起きる可能性もあります。
そう考えると私としてはおすすめできないです。
ただやっぱりMateシリーズのグリーンやピンクで統一できるという魅力は唯一無二の特長にはなるので、今後の新製品に期待して今は待つとしましょう。
今後新製品が出た場合は即購入し、レビュー記事を書く予定ですのでお楽しみに。
CIO Mate PowerBank001・Charger003のレビューまとめ
- 豊富カラーバリエーションとCIO Mateで色をそろえられる点
- 高級感を感じる表面のシボ加工
- バッテリー残量が数値で確認できる
- 20W出力とスマホを充電するには十分な速度
- 1世代前の性能感が否めない
- バッテリー容量のロスが激しい
- パススルーに非対応
CIO Mate Charger003はおすすめできず
以上になります。
いかがだったでしょうか。
モバイルバッテリーの方はスマホやワイヤレスイヤホン用途限定である事、実質7,100mAhしか充電できない事、この2点はイマイチである物の、そのマイナスを加味してもプラスが勝るほどの魅力、充電機器をグリーンやピンク、ホワイトなどで統一できるという部分があるので、個人的にはかなりおすすめです。
ただ充電器の方は残念ながら厳しい結果になってしまいました。
恐らくCIO Mateシリーズは今後も製品を増やしてくると思うので、今後カラー展開は同じままで、問題点が改善されスペックも進化したモデルが出てくるのを待ちましょう。
という事で最後までご覧いただきありがとうございます。
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