こんにちは、もちゅです。
数年前から徐々に利用者が増え始めているデスクシェルフですが、最近ではDIYで安く作っちゃおうという風潮があるように感じます。
私もその考えのもと、普段やりもしないDIYでデスクシェルフを作り、一度は失敗したものの二代目でようやく満足のいくものができました。
ということで本日はデスクシェルフをDIYしようと考えている方のために向け、誰でもできる簡単かつ安いおしゃれデスクシェルフの作り方を紹介したいと思います。
デスクシェルフに関する色々
デスクシェルフの作り方に入る前に、その利便性とDIYする理由そして一代目の失敗談について少し語っていきますので、作り方だけが知りたい方は飛ばしていただいて大丈夫です。
デスクシェルフの利便性について
このサイトを訪れてる方にはわかった頂けてるかと思いますが、デスクシェルフをどう使ったらいいのかいまいちピント来ていない方のためにも改めてその利便性について話していきます。
デスクに物がたくさん置ける
まずは当然ですが物がたくさん置けるようになります。
「モニターをスタンドを使って設置している方」、「アームを使って設置している方」どちらもモニター下における物の数には限りがあると思います。
そこで、デスクシェルフを使うことにより物を置くスペースが一段から二段に増え単純計算で二倍の数の物を置くことができるようになります。
これはデスクシェルフを導入する一番の理由になるかと思います。
物を置いてもおしゃれに見える
デスクの上に物を並べても、なんかごちゃごちゃしちゃって少し汚い感じになってしまうことって多いんですけど、デスクシェルフを導入して物を並べていくとなぜか全体にまとまりができて洒落た感じに見えるようになるんですよね。
また、ガジェットをたくさん並べたり、観葉植物を置きまくったり、推しのグッズを並べたりと置くものや並べ方といったところで使用者の個性を出していけるのもデスクシェルフの魅力だと感じていま。
やはり好きな物に囲まれたデスクを作るのはわくわくする
ケーブル類を若干隠せる
ケーブルをデスクの側面に這わせたり工夫をして頑張ってもケーブル類って見えてしまうんですよね。それを解消してくれるのがデスクシェルフです。
←←←デスクシェルフ無し
デスクシェルフ有→→→
上記の画像を見比べていただければわかると思います。
椅子に座った状態の視点で見た時に左の画像だと「キーボードのケーブル」、「EchoShow5のケーブル」、「スピーカーのケーブル」といったケーブル類が多く確認できますよね。
しかし、デスクシェルフを導入した右の画像ではどうでしょう。
はい、導入前と比べて9割以上ものケーブルが隠せています。
ケーブルがチラチラ見えていると気になって集中できないという方にとっては革命的なアイテムです。
あえてDIYする理由
Amazonでデスクシェルフと検索すると安い物はたくさん出てくるのですが、デスクの雰囲気にあわなかったり理想のサイズが無かったりと「これだ!」っていうものってかなり少ないです。
また、デスク周りのおしゃれアイテムを販売しているGrovemadeさんのデスクシェルフは見た目も機能性も完璧でとても人気のある商品なのですが、2万円以上のとんでも価格になっています。
これらの理由からDIYを選ぶ方が多いように感じます。
一代目デスクシェルフの失敗談
実は2年前に一度デスクシェルフをDIYして大失敗しています。
主な失敗点は以下の3点になります。
- サイズが思ったより小さくて物が置けない
- 使用した板が歪んでいて安定しない
- 脚が細くてガタガタする
- 想像よりもダサい
- コイルケーブルと脚が干渉する場合がある
これらの失敗を修正して作ったのが二代目デスクシェルフになります。
作り方の説明
おまたせしました、いよいよ本題に入ります。
材料とその買い方
まずは必要な材料についてまとめます
- 板材
- 脚
- ヤスリ
- オイル or ワックス
- 雑巾
以上の5点になります。
どうです?かなり少ないですよね
各材料についての選び方や入手場所について個別に見ていきます。
ちなみにですが、全てホームセンターで手に入ります。
板材
基本的に近所のホームセンターで買うのが一番早くて安いです。
私はDCMカーマでパイン集成材(200cm × 20cm)を1,400円ほどで購入しました。
サイズに関しては大きめの物を買ってその場でカットしてもらいましょう。
ここでホームセンターで見かけた集成材(三種類)の特長についてまとめます。
パイン集成材
・加工しやすい
・安価
・塗装ノリがいい
・傷がつきやすい
ヒノキ集成材
・加工しやすい
・耐久性,耐水性が高い
・つなぎ目が目立たない
・重くて硬い
桐集成材
・他の集成材と比べて軽い
・保温性,防火性,断熱性が高い
・傷つきやすい
・強度が低い
どれを選んでも問題は無いですが、基本的にDIYにはパイン集成材を使われることが多いので特にこだわりがない方はこちらの板材を使用することをおすすめします。
脚
デスクシェルフの脚として候補になるのはいくつかあるのですが、私は調整機能付きの円柱脚をおすすめします。
他のタイプの脚では細かな調整ができなかったり全体的に細く安定しない、といった理由から使用環境に少し左右されてしまうデメリットがあります。
調節機能付きの円柱脚だと、、、、
「デスク天板の歪み」「板材の歪み」「脚そのものの歪み」
などに対応できる!!!
経年劣化によりデスク天板が歪んでいたり、デスクシェルフの板材が歪んでいたりする場合が少なからず存在するので、部分部分で調整できるものを脚として使用するのが間違いないと思います。
一代目デスクシェルフは使用した板材が歪んでいたため設置するとガタガタしてしまいます。
DIYに慣れている方ならどの脚のタイプでもうまく作成すると思いますが、あまり慣れてない素人が作るなら修正がききやすいものを選ぶのが無難です。
次に買う場所についてです。
基本的にホームセンターで買うことはできますが、種類が少なかったり値段が少し高かったりと自由度が低いのが難点です。
そのため私はAmazonで購入しました。
参考までに私が使用した脚のリンクを載せておきます。
他にもたくさんありますので自分好みのデザインの物を選んでください。
ヤスリ
次に必要なのがヤスリです。
ホームセンターで一枚60円ほどで買えるので板材と一緒に購入しちゃってください。
番手は#80,#240,#400の三種類を一枚ずつ購入すれば大丈夫です。
オイル or ワックス
これに関しては必須というわけではないですが、好みの色に変えたかったり板材を長持ちさせたいと考えている方は購入することをおすすめします。
こちらはホームセンターに豊富な種類がありますのでヤスリ同様板材と一緒に購入しましょう。
定番なのはワトコオイルとブライワックスの二種類です。
オイルとワックスの違いは以下のようになります。
オイル
・液体で木材に浸透しやすい
・しっとりと目で濡れ色な仕上がり
ワックス
・固形で塗り込むタイプ
・さらっとした仕上がりで無塗装に近い
どちらでも塗装、木材の保護ができるので好みで選んじゃってください。
ちなみに私はブライワックスを使いました。
雑巾や刷毛
雑巾はワックスを塗り込む際に使用し、刷毛はオイルを塗るのに使います。
自分の使用する塗装剤に合わせて用意しましょう。
雑巾はいらない古着を使っても大丈夫です。
作る手順とコツ
材料もそろい、いよいよ作成に入ります。
流れとしては以下の通りです。
購入した木材をあらかじめ決めたサイズにカット
カットした面はもちろん、全ての面と角に掛ける
番の若い物から順に掛けていく(#80 ~)
軽く拭き取ったらお好みの色に塗装していく
塗装後は半日から丸一日日陰で乾かす
乾燥の後、板材の裏に脚を取り付ける
各工程についての詳しい説明をしていきます。
1. 木材カット
あらかじめ決めておいたサイズにカットしていきます。
基本はホームセンターで板材を購入する際にカットをしてもらうことを推奨します。
自分でカットを行うとなると他に準備するものやスペースが必要になるためカットをしてもらえる場所で購入することをおすすめします。
ほとんどの場所でカットしてもらえるよ
ほとんどの場合、大きめの板を買うことになるはずなので、余った板の使い道などを考えたりするのも面白いのかなと思います。
私は何も考えてなかったので少し大きめの板が余っています、、、
2. ヤスリ掛け
ヤスリは荒い目の物から順番にかけて、徐々に板の面をツルツルにしていきます。
#80,#240,#400と番手の若い方から順にかけます。
全ての角はもちろん、全ての面や角にもかけていきましょう。
ここでヤスリ掛けのコツを二つ紹介します。
・ヤスリを四角い物体に巻き付けて使用する
・やりすぎない
この二点です。
ヤスリ掛け用の機材を百均などで買うのもいいですが家にあるもので代用をしたいという方は何か適当な四角い物体に巻き付けて使用しましょう
そして一番の注意点がやりすぎないことです。
集成材は基本的にやわらかく傷がつきやすいため、やりすぎるとボロボロになります。
3. 塗装
ワックスもオイルも、必ず数回に分けて塗りましょう。
そうすることで塗り残しやむらなどが無くなり奇麗な仕上がりになります。
オイルはさっと塗る意識、ワックスは塗り込む意識
また、塗装後は数時間から一晩乾燥させてから次の工程に移ってください。
4. 脚取り付け
脚の取り付けに関しては各脚に合った方法で取り付けてください。
注意点としては、必ず下穴をあけることです。
これを怠ると位置がずれてしまったり、板材が割れてしまったりするのでここはさぼらず頑張りましょう。
今回使う板材は百均に売ってる桐でも簡単に開けられます。
以上で完成になります。
注意点
ここからはデスクシェルフを作るうえで注意してほしいことを、一度失敗した経験をもとにお教えできたらなと思います。
この記事をここまで読んで頂いた方には後悔してほしくないので、飛ばさずしっかり読んで行ってください。
サイズは慎重に検討する
「当たり前でしょ!」と思う方も多いと思いますが実はまだまだ足りてないんですよね。
メジャーなどを使ってデスクに置けるかどうかを確認する以外に
- デスクシェルフに何を置くのか
- デスクシェルフの下の段はどう使うのか
- 完成したデスクシェルフはどんな見た目になるのか
- それを置くことで不便になってしまうことは無いか
- 今後買うかもしれないデバイスが置けるか
このような事を確認しながらしっかりと脳内でシミュレーションすることが大切です。
私が1号機で失敗した原因はここにあると考えています。
脚が邪魔でコイルケーブルが奇麗に置けなかったり、
縦横の比率が若干アンバランスだったり、
想像よりも高さが高かったり、
と失敗した内容はシミュレーションの甘さが生み出したものばかりです。
これから製作を考えている方はこれらを今一度確認してから材料集めを始めてください。
価格自体はそこまでかかりませんが、作るとなるとサイズ決めなども含め数日かかったりするのであまり失敗はしたくないですよね。
しっかり時間が取れるタイミングで行う
工程自体はそれほどありませんが、思ったよりも時間がかかる作業だと思います。
ヤスリ掛けや塗装などでは普段使わない筋肉を使ったりして結構体力が持っていかれます。
ですので、しっかり時間が取れるタイミングでゆっくり丁寧にDIYを楽しんでいただければなと思います。材料はいつ買っても安価で揃いますからね。
まとめ
本編は以上になります。いかがだったでしょうか?
思ったよりも簡単そうだなと感じる方も多いと思います。
材料さえそろってしまえばだれでも簡単に作れてしかも費用も掛からない、そう考えると一万円以上するデスクシェルフを買うのがばかばかしく思えてきちゃいます。
自作した物には愛着がわくんだよね
もちろん、製作期間や仕上がり、機能性などを考えると市販品を買うのも選択肢としてはありです。
ですがDIYなんて普段しない人は全く経験しない分野、
これを機に子供のころにした図工を思い出し、新たな扉を開けてみてどうでしょうか。
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