お疲れ様です、もちゅです。
本日ご紹介するのはちょっととんでもないワイヤレスイヤホン、
その名も
QCY MeloBuds N70
「2025年のQCY、全力の集大成モデル」と公式が謡ってしまっている、かなり期待のできるワイヤレスイヤホンになっています。
実際に使用してもその気合は感じられて、恐らく1万円以下で買えるワイヤレスイヤホンの中でトップ級の性能になっているのは間違いないです。
何より音質が異常。
それもそのはずで、MEMSドライバーと10mmドライバーを採用しており、高音域の表現が非常に高くなっています。
もちろんLDACにも対応。
更に!
この価格では珍しいワイヤレス充電に対応と、欲しい要素が全部入り。
そんな「QCY MeloBuds N70」について余すことなく紹介していきます、是非最後までお付き合いください。
メリット | デメリット |
---|---|
MEMSドライバーによる新感覚なリスニング体験 LDACとマルチポイント接続の併用が可能 自然に聞こえる外音取り込み 痒い所に手が届くQCYアプリ ワイヤレス充電対応 | 再生開始10分程度ホワイトノイズが載る ノイキャン性能が前作に劣る |
メリット |
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MEMSドライバーによる新感覚なリスニング体験 LDACとマルチポイント接続の併用が可能 自然に聞こえる外音取り込み 痒い所に手が届くQCYアプリ ワイヤレス充電対応 |
デメリット |
再生開始10分程度ホワイトノイズが載る ノイキャン性能が前作に劣る |
なんとYoutubeの方でもレビューを上げ始めました!
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「QCY MeloBuds N70」ってどんな製品?
「QCY MeloBuds N70」のスペック
QCY MeloBuds N70 | |
---|---|
イヤホンタイプ | カナル型 |
ドライバー | MEMS ドライバー 10mmダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
ANC | 最大-56dB(アダプティブ対応) |
バッテリーもち | イヤホン単体 : 約10時間 ケース込み : 約50時間 |
急速充電 | 10分間の充電で2時間使用 ワイヤレス充電対応 |
マルチポイント接続 | 最大2台 |
参考価格 | 9,980円 →Amazon |
「QCY MeloBuds N70」の詳細スペック
QCY MeloBuds N70 | |
---|---|
イヤホンタイプ | カナル型 |
カラーバリエーション | ブラック パープル シルバー |
ドライバー | MEMS ドライバー 10mmダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
Bluetooth | Bluetooth6.0 |
通信範囲 | 10m |
ANC | 最大-56dB(アダプティブ対応) 5kHz超広帯域周波数 |
通話ノイズキャンセリング | あり 6基マイク搭載 |
バッテリー容量 | ケース : 490mAh |
バッテリーもち(ANCオフ) | イヤホン単体 : 約10時間 ケース込み : 約50時間 |
充電ポート | Type-C |
ワイヤレス充電 | 対応 |
急速充電 | 10分間の充電で2時間使用 |
重量(実測値) | イヤホン単体 : 5.3g ケース込み : 46.9g |
サイズ(mm) | イヤホン : 21.8 × 31.9 × 24.8 ケース : 60.60 × 50.16 × 28.74mm |
マルチポイント接続 | 最大2台(LDAC併用可) |
防水性能 | IPX5 |
搭載機能 | Google Fast Pair 低遅延モード 自動装着検出 3Dオーディオ(ヘッドトラッキングなし) |
「QCY MeloBuds N70」の特長
- MEMSドライバー搭載で高音表現が強い
- LDAC対応のHi-Res認証取得
- 最大-56dBのノイズキャンセリング性能
- 単体で10時間持つバッテリー性能
- ワイヤレス充電に対応
- 装着検知やゲームモードを搭載
MEMSドライバー採用で繊細な高音の伸びとクリアな解像感を実現。
微細なニュアンスまで描き、シンバルやストリングスの煌めきを自然に表現します。
LDAC対応のHi-Res認証でハイレゾ音源を高ビットレートで再生。
最大-56dBのアクティブノイズキャンセリングは空調音や走行音までしっかり低減。
そして1万円以下では珍しいワイヤレス充電に対応しており、バッテリー性能は単体10時間と長時間使用も可能。
ケースなしでも一日使えるスタミナで、通勤やリモート作業、夜のリラックスタイムまで頼れる一本。
音質・静寂・使い勝手の三拍子が揃った1代です。
MEMSドライバーとは?
(by ChatGPT5 Thinking)
まとめ
MEMSドライバーは、圧電アクチュエータでシリコン膜を動かす“固体スピーカー”。高域の伸び・位相精度・過渡応答に優れ、小型化・量産適性も高い。一方で、深い低音の量感は単体だと不利なため、実機ではダイナミック型とのハイブリッド採用が一般的。専用の高電圧駆動回路が必要になる点も留意。高解像&シャープな高域を求める人には魅力が大きい技術です。
メリット
- 高域の伸び・解像感:高周波帯で効率が高く、位相ずれが少ないため、シンバルやストリングスの“輪郭”が明瞭になりやすい。ハイレゾ認証要件も満たしやすい特性です。
- 高速過渡応答と低歪み:可動部の質量が極めて小さく、立ち上がり・立ち下がりが速い=音の立ち上がりが鋭く、分離感・定位の安定に寄与。
- 小型・薄型化に強い:厚み1mm未満クラスのパッケージも可能で、TWSのような極小空間に最適。製造ばらつきが少なく、個体差が出にくいのも利点。
- 耐環境性・量産適性:シリコン一体成形のため耐久性や防滴性に優れ、半導体プロセス由来の量産・一貫品質管理がしやすい。
- 電力効率の面で有利な側面:容量性負荷ゆえ高電圧・低電流で駆動し、特に高域で効率が良い設計が可能。
デメリット
- 低域の物理量感は単体だと出しにくい:変位量(エクスカーション)が小さいため、深い低音を大音量で出すのは不利。実機ではダイナミック型とのハイブリッド(低域=ダイナミック/中高域=MEMS)が主流です。
- 専用駆動回路が必要:数十Vのピーク-ピーク電圧やDCバイアスを要し、一般的なスピーカー用アンプとは設計要件が異なるため、実装が複雑になりコストも上がりがち。
- サイズ拡大型は不向き:半導体プロセスは“多数の小型素子”に最適化されており、大面積・大音圧のスピーカーにスケールさせるとコストが跳ねやすい。
「QCY MeloBuds N70」開封・外観
開封
- イヤホン本体
- 説明書類
- 充電ケーブル(AtoC)
- イヤーピース(4セット)
計5サイズで調節できる
イヤーピースが4セットも入っているのはかなり珍しいですね。
より耳にフィットした装着感にすることができそうです。
外観を写真でチェック
ケースは艶消しのプラスチック素材で、中央に光沢感のあるラインが入っています。
また、中央下部にLEDインジケータあり。
下部にはボタンと充電端子があります。
開けると内側は艶々仕様になっていて、蓋部分に各種マークがあります。
もちろん技適マークあり。
イヤホン本体は基本艶消しのプラスチック素材、「うどん」の外側のみ艶々仕様になっています。
外側の下部に「QCY」のロゴマークがあります。
マイクは下部・上部・耳に入る部分の3カ所に搭載されています。
ワイヤレス充電機に載せてみると、ちゃんと充電されています。
普段、未対応のワイヤレスイヤホンばかり使用してきたから凄く新鮮。
久しぶりに2in1のワイヤレス充電器買おうかしら。
重量は片側5.2g、ケース込みで48.6gです。
「QCY MeloBuds N70」実機レビュー
音質 : 高音の表現が圧倒的で低音はパワー系
- 高音域
-
- 他の音に埋もれない圧倒的なまでの存在感
- クリアで明瞭かつ解像感が高い
- 生音のような臨場感の高さを感じる
- 中音域
-
- 高・低と比較すると量感は少ない
- 中高音域の音は解像感の高さと艶感を感じる
- 中・中低音はややボヤ付きがある
- 低音域
-
- ヘッドホンに近しいパワーと迫力を感じる
- 解像感やキレの良さは無い
- ベースが不得意でボヤ付きがありクリアでは無い
- 音場・定位
-
- 音場は普通
- 定位感は普通
繊細 | 迫力 | |
高音より | 低音より | |
クール | ウォーム | |
狭い | 広い |
音質についてまとめるとこんなカンジです。
傾向としてはややドンシャリタイプで、高音域の存在感と明瞭感が異常な音質でした。
MEMSドライバーは今回初めて体験したのですが、その常識外れなリスニング体験に違和感すら覚えてしまいます。
まぁまぁな量感で低音が響いている中で、存在感と明瞭さを全く失わない高音域、サビの盛り上がるタイミングでも絶対に「いる」高音域、これがMEMSドライバーなのかと嫌でも思い知らせれました。
ボディービルダー並みの体つきをしながら、顔はK-popアイドルのような厚化粧をした美形
これに近い違和感を音質から感じます。
- 中高~高音域マシマシが好きな人
- パワー系の低音が好きな人
- 音楽をノリノリで楽しみたい人
繊細さや全体の解像感などを求める方にはあまり刺さらない印象です。
低音付近の音がもう少し良いカンジになってくれたら、文句なしの最強音質になりそうです。
ノイキャン性能 : まさかのMeloBuds Proの方が強い
ANC性能に関してかなり衝撃的な結論が出てしまいました。
先に言っておくと、MeloBuds N70のノイキャン性能はMeloBuds Proのノイキャン性能より低いです。
- エアコンをジェットモードにした時の消込具合をチェック
- スピーカーからカフェの雑音・電車の走行音を流し消込具合をチェック
上記の検証を行った結果、明らかにMeloBuds Proの方が性能は高く感じました。
正直信じられなくて、何度も聞き比べを行いましたが、おかしなことに結果は同じでした。
というか、そもそも検証を行う必要が無いくらい、装着したその瞬間から違いが分かるほどの、性能差があるように感じます。
実は、初めは別のイヤホン(Xiaomi Redmi Buds6 Pro)との比較を行っており、そちらとMeloBuds N70の価格が同じであったため、比較に丁度いいと思っていました。
結果としてはBuds6 ProとMeloBuds N70が同程度のノイキャン性能で、アダプティブモードにするとBuds6 Proの消込が数段落ちるといった印象です。
同価格帯のノイキャン性能の比較検証としては、非常に良いカンジの比較ができたなと感じていたのですが、、、、
ふと思ってしまったんです。
Buds6 Proのレビューを書く際に、「価格の安いMeloBuds Proの方がノイキャン性能が高い」、という内容を書いた記憶があって、「そのBuds6 Proと今回のN70が同じだと?」、という疑問が生まれてしまったんですよね。
それで試した結果が先に上げた通りですよ。
コレだからガジェットレビューは止められねぇぜ。
- vs 『Xiaomi Redmi Buds6 Pro』(同じ価格)
-
- ノイキャン性能の違いは分からなかった
- アダプティブモード時はMelobuds N70の方が高感度で消込も強い
- vs 『QCY MeloBuds Pro』(6,980円)
-
- ノイキャン性能はProが一段階上
- ぐっと消し込む感覚がある
QCY MeloBuds N70 (9,980円)
まとめるとこんなカンジです。
ノイキャン性能、前作が非常に高かったため、実は結構期待していたのですが、まさかの性能ダウンで少しがっかりしてしまいました。
QCYさん、自社でも超えられないとでも製品を産み出してしまったみたいです。
外音取り込み : 自然で声にフォーカスを当てるモードも
外音取り込みはアプリにて細かい調整を行う事ができます。
「ボーカル強調」
「透明度を6段階で調節」
といった具合に場面場面で設定できます。
ココでの「透明度」が何を指しているのかイマイチわかりませんでしたが、透明度を上げていくと外音の音量が大きくなっていきます。
透明度2くらいが何も付けてない状態と同じ感覚で環境音を聴けます。
- 非常に自然で違和感なく環境音を聴ける
- ボーカル強調は中高音以上が持ち上がるイメージ
- 透明度は音量アップで、2が生に近い音量
まとめるとこんなカンジです。
が、MeloBuds Proからの進化は全く無かったです。
Buds6 Proと比較すると明らかにMeloBuds N70の方が自然でした。
装着感 : 軽くてフィット感が高いが運動には向かな
装着感は思ったよりも軽く圧迫感が少ないです。
ココだけの話、私はカナル型の装着感があまり好きでは無くて、割と直ぐにズレてくる所が凄く嫌いなんです。
が、MeloBuds N70はかなりしっかりフィットしてくれて、ストレスなく使用できました。
圧迫感も非常に少なく、比較的長時間付けていても痛くなりません。
とはいえ、このタイプはやはり運動には向かないですね。
歩く・座る・振り向く、程度の動作であればズレる事は無いのですが、走る・飛ぶ・大きく口を開く、といった動作だと割と直ぐに外れます。
運動ならやっぱりイヤーカフ型です!
QCYのアプリにて装着感をチェックしてくれる機能、「フィット感テスト」というものもあります。
実際に、テストを開始してみると、初めにリズミカルな音楽が数秒程度流れ、ちゃんとフィットしているかを教えてくれます。
耳に入っている部分にあるマイクで、耳の中の反響音などを拾って測定してくれるみたいです。
QCYアプリは出来る事が多い
アプリでは出来る事が非常に多いです。
- EQ(6種+カスタム+空間オーディオ)
- 全6種のプリセット
- カスタム
- 空間オーディオ(ヘッドトラッキング無し)
- パーソナライズ(使用者の聴力を元に)
- ジェスチャー操作
- 電源オフタイマー
- ビープ音量(3段階)
- フィット検出
- 装着検出
- オン/オフ
- ANCをオフにするか
- 感度3段階
- 片耳外すだけで検出か両耳外して検出か
- 接続解除後の自動電源オフ時間
- アダプティブ音量
- ゲームモード
- ダイナミックEQ
- スリープモード
- マルチポイント接続
- 風切り音検出
- LDACオン/オフ
- イヤホンを探す
- ファームウェアアップグレード
ズラッと挙げるとこんなカンジです。
明らかに多いですよね。
電源オフタイマー × スリープモードを組み合わせると、寝ホン的な使い方もできます。
装着検出に関してもここまで細かく設定できちゃいます。
こんなことできるQCYくらいですよ。
また、ジェスチャー操作では1回押し~3回押し、長押しを設定可能で、もちろん無効にする事もできます。
既に1回押しが無効になってるのはポイント高い!
まとめ : 良かった点・悪かった点
「QCY MeloBuds N70」の良かった点
- MEMSドライバーによる新感覚なリスニング体験
- LDACとマルチポイント接続の併用が可能
- 自然に聞こえる外音取り込み
- 痒い所に手が届くQCYアプリ
- ワイヤレス充電対応
良かった点はこのあたり 。
やはり一番の魅了は新感覚な音質ですね。
中高音~高音域が好きな私にとっては最高の音質になっていて、それでいてズンと響く低音域を感じられ、これぞ求めていた音、と言いたくなるような味付けでした。
そしてワイヤレス充電に対応している部分も地味に最高です。
また2in1をデスク上に設置しようかなと考えたりしてます。
置くだけで済むのは便利だし、見た目もかっこいいですからね。
「QCY MeloBuds N70」の悪かった点
- 再生開始10分程度ホワイトノイズが載る
- ノイキャン性能が前作に劣る
残念だった点はこのあたり。
ホワイトノイズもノイキャン性能も正直かなり痛い所に感じます。
QCYのノイキャンは価格にしては強いイメージだったので、この部分に期待している方は注意が必要です。
ホワイトノイズに関しては初期不良の可能性があるので何とも言えない所です。
「QCY MeloBuds N70」レビューまとめ
- MEMSドライバーによる新感覚なリスニング体験
- LDACとマルチポイント接続の併用が可能
- 自然に聞こえる外音取り込み
- 痒い所に手が届くQCYアプリ
- ワイヤレス充電対応
- 再生開始10分程度ホワイトノイズが載る
- ノイキャン性能が前作に劣る
以上になります。
いかがだったでしょうか?
QCY Melobuds N70は“音質最優先の1万円以下”で頭ひとつ抜けた存在。
MEMS+10mmが描く鮮烈な高域と量感ある低域、LDAC/マルチポイント、単体10時間、ワイヤレス充電と隙がない。
自然な外音取り込みや多機能アプリも快適さを底上げ。
再生中のホワイトノイズやANCの伸びは気になるものの、音の楽しさは段違い。
価格以上の体験を、今のうちにぜひチェックしてみてください。
本日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回はイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンのレビューでお会いしましょう。
では、また。
なんとYoutubeの方でもレビューを上げ始めました!
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