お疲れさまです、もちゅガジェです。
本日紹介するのはつい先日発売された3,000円以下で買えるXiaomiのスマートバンド。
その名も、
Xiaomi Smart Band 9 Active
こちらはXiaomi Smart Bandシリーズの廉価モデルであるActiveシリーズの最新作になります。
Activeシリーズは無印モデルよりも機能や品質を落としてよりお求めやすい価格に、がテーマのスマートバンドになっているのですが、今回のモデルは大幅な進化を遂げ非常におすすめとなっています。
その進化点というのが、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzに対応した点で、これにより前作までのモデルに感じていた操作時の残像感や引っ掛かりといった、ディスプレイに安さを感じてしまっていた部分が改善され、無印モデルと遜色ないヌルヌル操作感が実現されました。
そんなXiaomi Smart Band 9 Activeについて本日は他のXiaomi製品との比較を交えながら、その魅力を余すことなく紹介してまいりますので、本日は是非最後までお付き合いください。
「Xiaomi Smart Band 9 Active」はどんなスマートウォッチ?
Xiaomi Smart Band 9 Activeのスペック
Xiaomi Smart Band 9 Active | |
---|---|
ディスプレイ | 1.47インチ TFTディスプレイ(液晶) 172 × 320 |
バッテリー | 最大18日間(300mAh) |
GPS機能 | 非搭載 |
重量 | 16.5g (ストラップ抜き) |
カラー | ブラック, ベージュホワイト, ピンク |
参考価格 | 2,980円 |
「Xiaomi Smart Band 9 Active」の詳細スペック
Xiaomi Smart Band 9 Active | |
---|---|
ディスプレイ | 1.47インチ TFTディスプレイ(液晶) |
解像度 | 172 × 320 247PPI |
リフレッシュレート | 60Hz |
サイズ(高さ × 幅 × 厚さ) | 45.9 × 26.94 × 9.99(mm) |
重量 | 16.5g(ストラップ抜き) |
搭載センサー | PPGセンサー 加速度計 モーター : ERM |
衛星測位ステム | 非搭載 |
バッテリー | 最大18日 ヘビーユース9日 |
スピーカー | 非搭載 |
Bluetooth通話 | なし |
Bluetooth規格 | Bluetooth® 5.3 BLE |
防水性能 | 5ATM |
Xiaomi Smart Band 9 Activeの特長
- 60Hzに進化した滑らかディスプレイ
- 邪魔にならないコンパクトサイズ
- 50種類のワークアウトモード
- 最大18日間のバッテリー持続
- 前作よりも安い3,000円切り
Xiaomi Smart Band 9 Activeの目玉というより注目したいのはその価格です。
前作の8 Activeから確実に進化しているものの、価格は前作よりも安い3,000円切りとなっており、現在の8 Activeの価格は3,400円、約400円ほど安く新作が買える不思議設定になっています。
そして肝心の進化点としては主にディスプレイの滑らかさ、つまりリフレッシュレートの部分とバッテリー容量の部分が進化しており、それ以外はほとんど変わらずといった具合です。
1万円以下のスマートウォッチに搭載されている計測機能はほとんど搭載しているので、計測と時計のみを求めた場合の最も安い選択肢になるのかなと思います。
Xiaomi Smart Band 9 Activeとその他製品比較
Xiaomi Smart Band 8 Active(前作)との違い
- リフレッシュレート : 60Hz
- 3色のカラバリ
- バッテリー容量300mAh
- 最大18日間使用可
- 16.5g(ストラップを含まず)
- Bluetooth 5.3
Xiaomi Smart Band 9 Active
2,980円
- リフレッシュレート : 30Hz(推定)
- 5色のカラバリ
- バッテリー容量210mAh
- 最大14日間使用可
- 14.9g (ストラップを含まず)
- Bluetooth 5.1
Xiaomi Smart Band 8 Active
3,480円
- リフレッシュレート : 60Hz
- 3色のカラバリ
- バッテリー容量300mAh
- 最大18日間使用可
- 16.5g(ストラップを含まず)
- Bluetooth 5.3
Xiaomi Smart Band 9 Active
2,980円
前作であるXiaomi Smart Band 8 Activeとの主な違いは上記の6点。
その中でも実用上で最も違いを感じる部分はリフレッシュレートの60Hzではないのかなと感じます。
実際に両者を横に並べて比較してみたのですが、その差は歴然としており操作時のストレスや違和感がかなり軽減されました。
それ以外ではバッテリー容量の増加も大きく、前作よりも42%増加しており充電頻度が少なくなった点も大きいのかなと思います。
この2点を考えると乗り換えのチャンスは今なのではないでしょうか。
Xiaomi Smart Band 9との比較
- 液晶ディスプレイ
- 1.47インチ
- 最大18日間使用可
- 16.5g(ストラップを含まず)
- 輝度自動調節なし
- 50種類のワークアウト対応
- 3色展開
Xiaomi Smart Band 9 Active
2,980円
- 有機ELディスプレイ
- 1.62インチ
- 最大21日間使用
- 15.8g (ストラップを含まず)
- 輝度自動調節あり
- 150種類以上のワークアウト対応
- 5色展開
Xiaomi Smart Band 9
5,480円
- 液晶ディスプレイ
- 1.47インチ
- 最大18日間使用可
- 16.5g(ストラップを含まず)
- 輝度自動調節なし
- 50種類のワークアウト対応
- 3色展開
Xiaomi Smart Band 9 Active
2,980円
Xiaomi Smart Band 9との主な違いは上記の7点になります。
価格差2,500円とそこまで差は無いようには見えるものの、実際のスペックを見ると価格以上の差があります。
ディスプレイは有機ELなのに加え、周囲の明るさを検知して自動で輝度を調節してくれる機能も搭載していたりします。
ただ個人的にはSmart Band 9の魅力はカラバリや交換バンドのデザイン、といった外観の部分にあると思っていて、アクセサリー的な感覚で身に着けることができる点は大きな違いなのではないでしょうか。
Xiaomi Redmi Watch 5 Activeとの比較
- 液晶ディスプレイ
- 1.47インチ
- 16.5g(ストラップを含まず)
- Bluetooth通話 なし
- スピーカーなし
- 50種類のワークアウト対応
- 3色展開
Xiaomi Smart Band 9 Active
2,980円
- 液晶ディスプレイ
- 2インチ
- 30.6g (ストラップを含まず)
- Bluetooth通話 あり
- スピーカーあり
- 140種類以上のワークアウト対応
- 2色展開
Xiaomi Redmi Watch 5 Active
3,980円
- 液晶ディスプレイ
- 1.47インチ
- 16.5g(ストラップを含まず)
- Bluetooth通話 なし
- スピーカーなし
- 50種類のワークアウト対応
- 3色展開
Xiaomi Smart Band 9 Active
2,980円
Xiaomi Redmi Watch 5 Activeとの主な以外は上記の7点になります。
つい先月発売されたXiaomi redmi watch 5シリーズの2つの中から、価格の近いActiveとの比較をまとめてみました。
価格差は1,000円と一見近い立ち位置にいる2つのモデルですが、スマートバンドとスマートウォッチという決定的な差が存在しています。
画面サイズが大きく異なる事、通話への対応、スピーカーの搭載といったいわゆるスマートウォッチらしい機能があるのかが違いです。
またこのredmi watch 5シリーズには互換性のあるウォッチバンドが大量に存在するため、着け心地やシチュエーション、コーディネートなどと合わせることが可能というのも大きな魅力です。
Xiaomi Smart Band 9 Active 開封・外観
開封
いよいよ開封していきます。
- スマートバンド本体
- 専用のマグネット式充電ケーブル
- 説明書
内容物は3点のみ。
説明書はXiaomi製品名物の多言語に対応した分厚い物が入っています。
外観を写真でチェック
フレームは全体がマットな質感になっており、エッジ加工はされている物の角ばったデザインでフラットディスプレイになっています。
裏面はセンサー部分と充電用の端子が付いています。
バンド部分はよくあるポッチを穴へはめ込むタイプになっており、様々な手首の太さに対応できるよう大量の穴が開いています。
バンド交換はフレームごと外れるタイプで、ディスプレイ部分を下に押しこむと外れるようになっています。
前作と並べてみると結構違いがあります。
- エッジディスプレイ → フラットディスプレイ
- フレーム素材 : シリコン → プラスチック
- バンド互換性なし
前作ように購入したバンドを今作でも使う事は出来ないみたいです。
Xiaomi Smart Band 9 Active 実機レビュー
操作感はどんな感じ?
まず操作感ですが非常に滑らかです。
前作の8 Activeを使っていた身からすると一瞬でその違いを感じることができました。残像感や引っ掛かりなどは無くしっかり指に追従して動いてくれます。
ただ解像感の部分は少し低いなと感じました。
- 上から下へスワイプ : 通知一覧
- 下から上へスワイプ : アプリ一覧
- 右から左へスワイプ : ウィジェット
- 左から右へスワイプ : コントロールセンター
ここで驚いたのは今作から新しくコントロールセンターが追加された事です。
これにより左右どちらかにスワイプし続ければホーム画面に戻ってくることは無くなりました。
進化と取るか退化と取るかは分かれそう。
明るさはかなり強いが自動調光機能が無い
- 明るさ調節
- 自動ロック時間
- 持ち上げてスリープ解除のオン/オフ
- 覆ってスリープのオン/オフ
※輝度の自動調節機能は非搭載
※常時オンディスプレイは無し
Smart Band 9には輝度の自動調節機能があるためその部分は劣るみたいです。
輝度50%の設定でも屋外で十分使用可能なレベルの明るさがあります。
持ち上げてスリープ解除は1日中オンにする設定と、あらかじめ設定した時間のみにオンにする設定があります。
普段使いだとバッテリー持ちは1週間ちょい
- 持ち上げてスリープ解除オン(終日)
- 自動ロック10秒
- 明るさ50%
- 各種健康測定機能オン
- 運動計測なし
- アラーム機能使用`
- 1日数回ストップウォッチやタイマー使用
条件1
1日使用で12%減
- 持ち上げてスリープ解除オン(終日)
- 自動ロック10秒
- 明るさ100%
- 各種健康測定機能オン
- 運動計測なし
- アラーム機能使用`
- 1日数回ストップウォッチやタイマー使用
条件2
1日使用で27%減
続いてはバッテリーもちについてです。
運動の計測はしていないものの、機能の検証や自動ロックを5秒から10秒へ変更したりアラーム等の機能も使用しており、かなりヘビーユースした結果になっています。
条件1の結果から見るとそこそこヘビーユースをしても8日間は持つことがわかります。
もちろん毎日運動計測を行いますよ、って方はもっと減りは早いですがそれでもバッテリー持ちは優秀かなと思います。
週1の充電で使っていけるのは魅力的ですね。
今後条件を変更したりしながら測定結果を増やしていく予定ですので気になる方は定期的にチェックしてみて。
ワークアウトの記録
ワークアウトは50種類ほど用意されており普通の方にとっては十分な数あります。
ランニングなどのワークアウト記録時は接続している端末のGPS機能を使用してルートの記録も可能になっています。
ただ以前紹介したRedmi Watch 5シリーズにあった、あらかじめメニューが組み込まれた計測モードは無かったです。
健康機能は何がある?
- 睡眠時間の計測
- 心拍数の計測
- 血中酸素濃度の測定
- ストレス値測定
- 歩数計測
各項目で測定頻度の設定、一定の数値を超えるとアラートでお知らせしてくれる機能などもあります。
もちろん測定結果の確認を本体で行う事もできますが、アプリにてより詳細な測定結果を確認する事が可能です。
統計にてカロリーや歩数の記録を確認する事ができます。
ただここにおけるカロリーは動作に対してのカロリーになっており、基礎代謝などは考慮されていません。
アラームやタイマーはあるが便利機能は少なめ
- 懐中電灯(フラッシュモードあり)
- スマートフォンを鳴らす
- 天気確認
- イベントの表示
- スマホで再生中の音楽の操作
- カメラのリモートシャッター
- アラーム、タイマー、ストップウォッチ
ずらっと挙げるとこんな感じ。
必要十分ですがRedmi Watch 5シリーズと比べるとやや見劣りしてしまいます。
懐中電灯
懐中電灯はディスプレイが白く光るだけの機能です。
一応点滅するフラッシュモードもありますが、使う機会は一生に一度訪れるかのレベルかと思います。
イベントの表示
この機能はXiaomi製の端末に接続してい時のみ使用可能になります。
試しに私が所有している唯一のXiaomi端末、Xiaomi Pad 6S Proに接続してその機能を開放してみました。
するとタイムライン上に予定がずらっと並びました。
また、イベントをタップするとその詳細情報の確認も行う事ができ、予定を聞かれた際にスマホを持ち合わせていない場合でもさっと答えられるのは地味に便利かもしれません。
スマホで再生中の音楽の操作
操作画面はこんな感じです。
ウィジェットとして置くこともできますし、アプリ一覧からアクセスする事もできます。
できる操作としては、再生停止・曲送り曲戻し・音量調節といった所です。
カメラのリモートシャッター
最初に言っておきますが、こちらの機能はスマートウォッチ側でカメラの映像を確認しながらシャッターを切る、みたいなことはできないです。
ただ、シャッターの秒数を選択する事は可能で、0秒、3秒、5秒の中から選択してシャッターを切ることができます。
アラーム、タイマー、ストップウォッチ
それぞれの画面はこんな感です。
タイマーはあらかじめ6つ用意されてるのにプラスして、独自に時間を設定することもできます。
独自に設定した時間は履歴として残るので、次使う時にすぐアクセスできるのもいいですね。
通知の中身はすべて見れるが返信は不可
通知一覧では来た通知をズラッと確認できるのに加え、タップする事でその詳細を確認する事もできます。
また確認できる範囲は冒頭部分のみではなく、送られてきたメッセージの内容を全て確認することが可能です。
ただ返信機能は無いです。
のちのアプリ紹介で説明しますが受けとる通知を厳選する事も可能。
ウォッチフェイスは盛りだくさん
Mi Fitnessという専用のアプリを利用すれば画像のように大量のウォッチフェイスの中から好きな物を設定する事ができます。
アプリで選んだウォッチフェイスはスマートバンド側に複数保存する事が可能。
もちろん自分の好きな画像をウォッチフェイスにすることもできます。
ホーム画面を長押しする事で保存したウォッチフェイスの中から変更することができます。
スマホアプリ(Mi Fitness)で測定結果の詳細が見れる
Mi Fitnessにて測定データの詳細を確認する事も可能です。
画像のように計測したデータがスマホの大画面でパッと表示することできたり、各項目ごとにより詳細なデータや、過去のデータをさかのぼって確認する事もできます。
信じられないかもしれませんが、数年さかのぼってデータを確認したりもできちゃいます。
その他には受け取る通知を設定する事も可能です。
画像のように重要な通知のみ受け取るように設定しておけば、バッテリーの節約もできますし、瞬時に通知へ気づく事ができます。
バンド交換には一応対応
バンド交換の選択肢は2種類しかありません。
画像の通りイエロー、ルミナスの2色。
ただルミナスは少し面白い機能が搭載されており、日中の光を溜め込んで発効する蓄光機能が付いています。
夜にランニングなどを行う場合は重宝しそうな機能です。
まとめ : 良かった点・悪かった点
「Xiaomi Smart Band 9 Active」の良かった点
- 3,000円切りながらも基本的な測定機能を網羅している
- 60Hzへと進化して操作性が向上した
- 1週間に1度の充電で使っていける
- アラーム・ストップウォッチ・タイマーが使える
良かった点はこのあたりです。
やはり前作からの大幅な進化点としてディスプレイのリフレッシュレートが60Hzになった恩恵は、想像以上に大きかったように感じます。
前作を使用して感じていた「安いスマートバンドを使ってる感」っていうのがかなり軽減され、安価ながらも「ちゃんとしたスマートバンドを使ってる感」が感じられるようになり良かったです。
それ以外だと個人的にストップウォッチ・タイマーが使える点が非常に重宝しており、というのも日々コーヒーを入れる時や温泉卵・ゆで卵を作る時、カップ麺を作る時など、ストップウォッチ・タイマーを使う場面が非常に多いんですよね私。
コーヒーに関しては毎日1~2回必ず煎れているので常に身についているスマートバンドで時間を測れるのはありがたいです。
「Xiaomi Smart Band 9 Active」の悪かった点
- 前作用の交換バンドは使えない
- 常時表示ディスプレイや輝度の自動調節に対応していない
- 画面占有率が小さい
残念に感じた点はこのあたりです。
Xiaomiの戦略的な所だと思うのですが、毎度バンドの規格が変わる点は少し残念に感じてしまいます。
ActiveシリーズならActiveシリーズで規格を統一してくれると、交換バンドを使いまわしたり、新しいモデルが出る度に新しい交換バンドを出して、古いモデルを使用している方も長く楽しめると思うんですよね。
その他では安価モデルらしく高度な機能が搭載されていない点も残念です。
搭載する機能を最低限まで絞って価格を抑えてる点は素晴らしいですが、せめて輝度自動調節が付いててほしかったなと思ってしまいます。
その他ではディスプレイの表示領域に対する黒の縁の部分の割合がやや大きいように感じました。
無駄な領域をもう少し削って、コンパクトにするか少し画面を大きくするか今後の進化に期待したいところです。
「Xiaomi Smart Band 9 Active」レビューまとめ
- 3,000円切りながらも基本的な測定機能を網羅している
- 60Hzへと進化して操作性が向上した
- 1週間に1度の充電で使っていける
- アラーム・ストップウォッチ・タイマーが使える
- 前作用の交換バンドは使えない
- 常時表示ディスプレイや輝度の自動調節に対応していない
- 画面占有率が小さい
以上になります。
いかがだったでしょうか?
Xiaomi恒例のスマートバンド Activeシリーズ、今作の一番の衝撃は3,000円を切るAcvtiveシリーズがついに60Hzのディスプレイを搭載し出した点ですかね。
既に他のActiveシリーズを所持している方でも買い替えるタイミングとしてはこれ以上ない進化なのかなと思います。
スマートバンド系のデバイス初めての方にも胸を張っておすすめできる使いやすさに仕上がっているので、是非この機会にスマートバンドデビューを果たしてみてはいかがでしょうか。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
次回はXiaomi Redmi Watch 5におすすめ交換バンド3選でお会いしましょう。
では、また。
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