お疲れ様です、もちゅです。
イヤーカフ型イヤホンは使っていますでしょうか?
もちゅガジェでは、これまで数多くのイヤーカフ型イヤホンをレビューしてきましたが、本日レビューしていくのは、イヤーカフ型でもミドルハイエンドにあたる製品、「Shokz OpenDots Air」をレビューしていきます。
今回、同時期にハイエンド機となるShokz OpenDots 2も発売しており、そこから一歩グレードダウンしたのが、今回のOpenDots Airになります。
価格もOpenDots 2より1万円安い19,880円となっているため、Shokzの製品にしてはお求めやすいです。そのため結構注目度が高い製品なんじゃないかなと思っています。
ということで、本日の記事ではOpenDots ONEやOpenDots 2との比較を織り交ぜつつ、「Shokz OpenDots Air」の実力を見ていきます。
ぜひ最後までお付き合い下さい。
- 19,880円ながら上位モデルと同じ11.8mmデュアルドライバーを搭載し、迫力ある低音と前に出るボーカルが楽しめる元気なサウンド
- 装着感はイヤーカフ型トップクラスの安定感で、激しく動いてもズレずランニングやジムにもおすすめ
- 空間オーディオ・ワイヤレス充電・低遅延モードは非対応のため、フル機能を求めるならOpenDots 2が候補
【結論】買うべき人 / 待つべき人
買うべき人
- 2万円でハイエンドイヤーカフ型イヤホンの使用感を体験したい方
- アニメ視聴に使えるイヤーカフ型イヤホンを探している方
- 運動シーンで使えるイヤーカフ型イヤホンを探している方
待つべき人
- 空間オーディオやワイヤレス充電を求めている方
- ゲームや動画編集で使いたい方
- マイク性能に重きを置いている方
「Shokz OpenDots Air」のスペック&特徴
| Shokz OpenDots Air | |
|---|---|
| イヤホンタイプ | イヤーカフ型 |
| ドライバー方式 | 16mmカスタムドライバー相当の11.8mmデュアルドライバー |
| 対応コーデック | SBC, AAC |
| Bluetooth | Bluetooth 6.1 通信範囲10m |
| 連続使用時間 | ケース込み : 36時間 単体 : 9時間 |
| 充電方式 | Type-C |
| マイク | ノイズキャンセリングマイク 2基ずつ |
| マルチポイント接続 | 対応(最大2台) |
| 重量 | イヤホン片耳 : 6.3g ケース込み : 49.9g |
| 防水性能 | イヤホン本体:IP55 (ケースはなし) |
| 搭載機能 | ・DirectPitchテクノロジー(音漏れ防止) ・左右自動認識 ・デュアルコントロール ・AI通話ノイズキャンセリング ・装着検出 ・Fast Pair |
| カラバリ | ブラック デイブレイクパープル |
| 参考価格 | 19,880円 → Amazon |
- 前作同様、11.8mmデュアルドライバーにより16mmドライバー相当の迫力を実現
- Shokz OpenBass™ による強力な低音域を実現
- 音漏れ防止技術でカフェなどでの使用を実現
- 装着時に認識するタイプの左右自動認識搭載
- タップとつまみのデュアルコントロールにより高い操作性
- OpenDots 2からいくつか機能を削ぎ落とし、1万円安くした廉価モデル
開封・外観
開封



- イヤホン本体
- 説明書類
廉価モデルということで、Airでは充電ケーブルは付いてきません。

早期購入特典でイヤホン本体に付けるアクセサリーと、キャリングケースがついてきました。

アクセサリーはこんな感じで、イヤホンのアーチの部分に取り付けることができます。
装着時に邪魔に感じる事はありませんが、付けたままケースにしまえないのと、大しておしゃれに感じないので、今後使うことはないですね。

キャリングケースに関してはかなりアリです。
革っぽい質感でしっかりとした作りになっているし、カラビナがついているので、バックだったり、ベルトループなんかに付けてもおしゃれで良い感じです。
ただ、公式ページを見ても個別で販売している感じはありませんでした。
外観を写真でチェック





ケースの外観を見ていくと、他のモデルとは少しデザインが違っています。他2モデルのメインカラーと差し色の2色構成ではなく、単色でのデザインになっています。
今回パープルモデルを購入しましたが、良く見るとただのパープルではないんですよね。光に当たっている部分が輝いて見える、かなり凝ったデザインになっています。高級感のある見た目というよりかは、可愛い見た目になっています。

また、形状も少し異なっていて、底面に少し平たい部分があり、ケースが立つような形状です。それに合わせて、充電端子の位置も底面ではなく、背面になっています。

他2つのモデルと並べてみるとこんなカンジです。
デザインの方向性がかなり異なっていることがわかります。
サイズに関しては、OpenDots Airが若干でかいような気もしますが、誤差レベルで、握った時の収まりの良さはどのモデルも同じです。

最初戸惑ったのですが、ペアリング用の物理ボタンはなく、感圧式ボタン的なのになっています。正面の3本線の部分を押すと反応します。




イヤホン本体を見ると、こちらも形状が若干異なります。
OpenDotsシリーズの魅力である、耳に沿う形状にはなっていますが、後ろ側が米俵風ではなく豆風な形状です。このおかげかスタイリッシュさが落ちてしまっている気がします。
カラーはケースの時と同じ凝ったものになっています。
アーチ部分と後ろ側の耳に当たる面はシリコン素材になっており、滑り止めが効いて装着時の安定感が強いです。
あとは、音が出る部分が縦のライン上に入っているのも特徴的ですね。

アーチ部分はかなりしなるようになっています。
が、他2モデルと比べると柔らかさが落ちています。だからと言って装着感が変わるかといったら、そうではないので、そこまで気にする必要はなさそうです

ケースとイヤホン本体がマグネットでくっつくのは同じですね。

ワイヤレス充電には非対応です。

重量は実測値で片耳6.4gです。
重量に関してはほぼ同じです。
装着感をチェック

実際に装着してみるとこんな感じです。
イヤーカフ型の中でトップクラスの安定感ですね。
適度な挟み込みと、しっかり効いたグリップのおかげで、頭を激し目に動かしてもズレたりしません。
ランニング用やジム用で考えている方にはおすすめです。
また、OpenDots Airの良さは、アーチ部分が耳に沿う形状になっているため、装着時に目立ちにくいのが好きなポイントです。無駄な出っ張りがなく、自然と耳に馴染んでいるのがおしゃれに感じます。
他2モデルとの違いは、前側にシリコンが入っていないため、グリップ感が少し劣る所がありますが、それでも運動で使えるだけの十分な安定感はありました。
イヤホンの操作性

- 1本指 (アーチ部分タップ)
- ダブルタップ
- トリプルタップ
- 2本指 (米俵部分つまみ)
- シングル
- ダブルタップ
ジェスチャー操作はアーチ部分のタップと、米俵部分のつまみで2パターンあります。おかげでより多くの操作ができるので、使い勝手がいいです。
ただ、驚いたことにOpenDots 2で出来ていたつまみでの長押しに対応していません。そのため、片耳だけで操作できるのが4つになってしまい、再生/停止・曲送り/曲戻し・音量調整の、したい操作が全て完結するメリットが失われてしまいました。
とはいえ、そこまで大幅な減点かと言ったらそうでもなくて、片耳4パターンの操作でも十分使いやすいです。


タップ操作、つまみ操作の両方ともで感度を調節することもできます。
こういった細かい所も設定できるのは、流石Shokzと感じます。
音質レビュー

- 高音域
-
- 混雑するシーンでも各音の存在をしっかり感じられる
- 耳に刺さるような響きではないが、ほんのり硬さを感じる
- 中音域
-
- ボーカルラインがしっかり前に出て、女性ボーカルのハイトーンとかも突き抜けるような響きを感じる
- アニメなどのセリフもしっかり聞き取りやすい
- 低音域
-
- パワーを感じる低音域でベースやドラムなどの迫力が出てる
- 粗々しさも感じやすく、ボーカルラインを飲み込むシーンがたまにある
- 音場・定位
-
- 音場は普通
| 繊細 | 迫力 | |
| 高音より | 低音より | |
| クール | ウォーム | |
| 狭い | 広い |
- 全体の感想
-
- 全体を通してパワフルで元気な音に感じた
- 迫力を求める映像視聴にもしっかり使える
- 一言まとめ
-
迫力のある低音域と、ボーカルがしっかり前に出てくれる、聴いてて楽しい音
個人的評価 : 8.8 / 10.0
OpenDots Airはかなり元気のある音でした。
前作のOpenDots ONEから全体的にパワーが強化されており、臨場感と迫力を感じられるようになっています。各音域のバランスは今まで通りで、しっかり厚みのある低音に前に出てくるボーカル、存在をしっかり感じる高音域で、非常にバランスの取れた音です。
音楽を聴くのはもちろん、セリフをしっかり聞きたい、アニメを見る時に使うのも良さそうです。
廉価モデルとして明らかに劣っていると感じる部分はありませんでしたが、他2モデルにあった低音域の上質さ、きめ細かさみたいなのは物足りないように感じました。少し雑さのある音という印象です。
ただ、じっくり聴き比べて感じた事なので、OpenDots Airの音質でも十分以上に満足でき、価格差ほどの違いは体感できないです。OpenDots Airを買う際に、音質面でちょっと劣っているかもなと、心配している方がいるのなら、そんなことないよと言いたいです。
空間オーディオは非対応
OpenDots ONE / 2では対応している空間オーディオは、OpenDots Airでは使えません。
ここは廉価モデルとして削られた部分になりますね。
EQ機能を見る

- プリセットEQ (全4種)
- スタンダード
- ボーカル
- 低音強化
- プライベート
- EQカスタマイズ
EQモードの中にプライベートモードというものがあり、こちらは音漏れを抑制するモードになっています。
実際に使用してみると、通りやすい高音域の部分が弱くなっており、音が漏れにくくなっていると感じます。あと、全体的に音の広がりが狭まっている感じもありました。
また、OpenDots 2では使えるスマートEQ機能がなく、簡単なリスニングテストを通じて好みのEQに設定することはできないです。
通話品質のチェック
雑音なし
カフェ雑音
※OpenDots 2の音声
※OpenDots ONEの音声
マイク音質はこの通り結構クリアですね。
ノイズキャンセリングの効きもしっかり感じられて、カフェなどでの通話にも使用できそうな性能になっています。
OpenDots ONEと大きな違いは感じられませんが、それでもクリアさが若干上がったような気がします。OpenDots 2と比べると、骨伝導マイク分の差、主に低音域の厚みの部分で感じられます。
ただ、いずれにせよShokz OpenDotsシリーズのマイク音質は、ライバル機として挙げられるHUAWEI FreeClip2には劣っており、マイク音質重視の場合はそちらをおすすめします。

遅延を検証
OpenDots Airにはゲームモードなどの低遅延機能がありません。
そのため、ゲームや動画編集には少し使いにくいと感じました。
アニメやYouTubeなどの映像視聴の際には、違和感を感じなかったので、そう言った用途には問題なく使えます。
OpenDots ONEも同様にありませんが、OpenDots 2には低遅延接続モードがあります。
低遅延を求める方はそちらを検討した方が良さそうです。
OpenDots Air / 2 / ONE 機能差まとめ
ここまで何度か触れてきた、OpenDots Airで削ぎ落とされた機能を、シリーズ3モデルで一覧にまとめました。
「Airで十分なのか、2まで行くべきなのか」迷っている方は、この表だけ見てもらえれば判断できるはずです
| OpenDots Air | OpenDots 2 | OpenDots ONE | |
|---|---|---|---|
| 価格 | 19,880円 | 29,880円 | 27,880円 |
| ドライバー | 11.8mmデュアル | 11.8mmデュアル | 11.8mmデュアル |
| 空間オーディオ | |||
| 低遅延接続モード | |||
| スマートEQ | |||
| つまみ長押し操作 | |||
| 骨伝導マイク | |||
| ワイヤレス充電 | |||
| 防水性能 (本体) | IP55 | IP57 | IP54 |
| 防水性能 (ケース) | IP54 | ||
| バッテリー | 9時間 | 10時間 | 10時間 |
| 片耳重量 | 6.3g | 6.4g | 6.5g |
| 充電ケーブル付属 |
こうして並べると、Airで削られたのは「空間オーディオ・低遅延・スマートEQ・骨伝導マイク」といった、あったら嬉しいなって感じの機能ばかりです。
逆に、音質の核となるドライバー、バッテリー、装着感に関わる部分はしっかり据え置かれています。
つまり、1万円の価格差はメインの使用感には現れないのかなと思います。
上の機能を見て「どれも使わないな」と感じた方はAirで間違いないですし、ゲームをするなら低遅延モードのある2、というように用途で選ぶと良さそうです。
IP54,55,57の違いって?
IP等級は「IP+防塵レベル(0〜6)+防水レベル(0〜8)」で表され、最初の数字が防塵、2つ目が防水を示します。3つの違いは以下の通りです。
IP54 … 防塵「5」+防水「4」。粉塵の侵入を完全には防げないものの動作に支障が出ない程度に保護され、あらゆる方向からの水の飛沫(スプラッシュ)に耐えます。汗や小雨を想定した一般的な防水レベルです。
IP55 … 防塵「5」はIP54と同じ。防水が「5」に上がり、あらゆる方向からの噴流水(ノズルで噴射される水)に耐えます。IP54より一段強く、強い雨や水のかかる環境でも使いやすいレベルです。
IP57 … 防塵「5」は同じ。防水が「7」と大きく上がり、一時的な水没(規定では水深1mに30分)に耐えます。スプラッシュや噴流ではなく「水に浸かっても大丈夫」という質的に異なるレベルです。
3つを一言でまとめると、防塵性能はいずれも同じ「5」で、違いは防水性能にあります。防水の強さはIP54 < IP55 < IP57の順で、飛沫対応(54)→噴流対応(55)→一時的な水没対応(57)と段階的に高くなります。
競合製品とのスペック比較
| Shokz OpenDots Air | Shokz OpenDots 2 | Shokz OpenDots ONE | HUAWEI FreeClip 2 | SONY WF-LC900 | Bose Ultra Open Earbuds LE | Anker Soundcore AeroClip | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ドライバー | 11.8mm デュアル | 11.8mm デュアル | 11.8mm デュアル | 10.8mm | 10.0mm | 不明 | 12mm |
| LDAC | DSEE | aptX Adaptive | |||||
| バッテリー (単体) | 9時間 | 10時間 | 10時間 | 9時間 | 9時間 | 7.5時間 | 8時間 |
| 重量 | 6.3g | 6.4g | 6.5g | 5.1g | 6.4g | 6.5g | 5.9g |
| 本体防水 | IP55 | IP57 | IP54 | IP57 | IPX4 | IPX4 | IPX4 |
| 操作性 | |||||||
| ワイヤレス充電 | |||||||
| 自動音量調節 | |||||||
| 空間オーディオ | Dolby Audio | Dolby Audio | 360 Reality Audio | ||||
| 価格 | 19,880円 | 29,880円 | 27,880円 | 27,280円 | 29,700円 | 39,800円 | 17,990円 |
| セール価格 | – | – | 20,891円 | 24,800円 | 26,675円 | 25,456円 | 14,390円 |
※セール価格はAmazonの価格を参照
表の左側4機種のみ所持しているため、他モデルの音質面や装着感での感想は言えないが、単純に機能性と価格のバランスを考えるとHuaweiが一歩リードして、Ankerがそれに続く形になるのかなと思います。Shokzが勝ってる部分はバッテリー性能と操作性の高さ、ドライバーの3点です。
ドライバーに関しては、他モデルとは圧倒的に異なっており、一回り大きいだけでなく、デュアルでの搭載になるので、低音域の厚みや全体的な迫力面で大きな違いが出てきそうです。
今回のOpenDots Airも同じ大型のドライバーが採用されているため、価格に対する音質のコスパはかなり高いのかなと思います。
Sonyさんのモデルはいつかレビューしてみたいですね。
よくある質問 (FAQ)
「Shokz OpenDots Air」レビューまとめ

- イヤホンケース・本体ともに可愛いデザイン
- デュアルドライバーにより迫力のある音
- バランスの取れた元気な音質
- セリフをしっかり聞きたいアニメ視聴にも使える音質
- 安定した装着感で運動時にも使える
- タップとつまみの2パターンの操作方法で使い勝手がいい
- 廉価モデルを感じさせない使用感
- 空間オーディオ・ゲームモード・ワイヤレス充電は非対応
以上になります。
いかがだったでしょうか?
2万円で購入できるOpenDots Air、かなりありなんじゃないかなと思いました。
イヤーカフ型イヤホンとしてのメインの部分、音質・装着感・デザインの部分は上位モデルと並ぶ性能になっており、機能以外の面で廉価モデルを感じる場面は全くなく、比較的気軽にハイエンドの使用感を体験できます。
確かにOpenDots 2から削ぎ落とされた機能はありますが、それらの機能を必要としていない人も少なくはないはずです。そういった方にとって、おすすめできる製品に感じました。
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では、また。
同時発売の「OpenDots 2」のレビュー記事はコチラ



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