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ダイソーの880円「急速充電器 30W」は買いか?発熱と実測データを徹底検証

ダイソー30W充電器のレビュー記事のサムネイル画像

お疲れ様です、もちゅです。

6月末辺りから話題沸騰中のあの充電器をご存知でしょうか?
そう、30Wの出力に対応した折りたたみプラグ式充電器が、まさかのダイソーから800円で登場しました。

ということで、少し遅れてしまいましたが本日ご紹介するのは「ダイソー 急速充電器 30W」です。

30W出力の充電器が880円で買えてしまう時代になったのか!、とかなり話題になっていますが、やはり充電器ですので、発火の危険性や安全性について気になる方も多いはずです。

なので、この記事では端末を充電した際の挙動や、表面温度、最大出力での使用はどうなるか、を徹底的に調べていきます。

iPhoneに加え、Galaxy端末、 Xiaomiのモバイルバッテリーを使った最大出力テストといった検証データもあるので、この記事である程度の悩みは解決するかと思います。

是非最後までお付き合いください。

この記事を3行で要約
  • ダイソーで880円、radius製造の30W対応USB-C充電器。約44g・折りたたみプラグでコンパクト
  • 15V/20V・PPSまで対応し、iPhone 16は0→80%を54分、Galaxy S22 Ultraは0→100%を1時間24分でクリア
  • 30W維持時の表面温度は70℃前後まで上昇。速度は文句なしだが発熱は大きめ
目次

【結論】買うべき人 / 待つべき人

買うべき人

  • iPhone 16シリーズ以前を使っていて、とにかく安く純正級の充電速度が欲しい人
  • 旅行・出張用のサブ充電器を、失くしても惜しくない価格で用意したい人
  • 充電器にお金をかけたくないが、5W/12Wの低出力品は避けたい人
  • 全国のダイソーですぐ入手できる手軽さを重視する人

待つべき人

  • iPhone 17 Pro / Pro Maxなど、30W超の入力に対応した端末を最速で充電したい人
  • Galaxyの「超急速充電2.0」(45W)を使いたい人 ※本機はPPS 3A止まり
  • ノートPCも1台で兼用したい人(MacBook Airの補助充電が限界)
  • 発熱を抑えて長く使いたい人。GaN搭載の45W〜65Wクラスを選んだ方が寿命面で有利
  • USB-Cポートが2つ以上必要な人

「DAISO 急速充電器 30W」のスペック&特徴

Gan USB充電器 (POWER DELIVERY 30W, ホワイト)
搭載ポートUSB-C x 1
充電速度最大30W
本体サイズ
(長さ×幅×高さ)
約32×32×36mm
本体重量
(実測値)
約44g
カラバリホワイト
参考価格880円
→公式ページ
特長まとめ
  • PD・PPSに対応した充電器
  • 最大30W出てスマホを充電するのに丁度いい
  • 880円で購入できる
  • コンパクトかつ折りたたみプラグで持ち運びに最適

「DAISO 急速充電器 30W」開封・外観

開封

ダイソーの30W GaN充電器のパッケージ正面(税込880円)の写真
「DAISO 急速充電器 30W」の内容物
ダイソーの30W GaN充電器のパッケージ・取扱説明書・本体を並べた同梱物一式の写真
  • 本体
  • 説明書

外観を写真でチェック

スクロールできます
ダイソーの30W GaN充電器本体を斜め上から撮影しUSB-Cポート面を写した写真
ダイソーの30W GaN充電器本体を反対側の斜め上から撮影した写真
ダイソーの30W GaN充電器のUSB-Cポートと「PD 30W」の印字を正面から写した写真
ダイソーの30W GaN充電器のプラグ面に印字された出力仕様ラベルをクローズアップした写真
ダイソーの30W GaN充電器を電源タップのコンセントに挿した状態の写真
ダイソーの30W GaN充電器を電源タップに挿しUSB-Cケーブルを接続した状態の写真

外観はよくあるコンパクト充電器です。

プラスチック製のサラサラとした筐体に、ポートがある面だけ少し艶感のある素材が使われています。ホワイトモデルで、全体は完全に白一色です。

プラグ側の面には色々と表記されており、その中に「radius」という文字があります。つまり、老舗オーディオ系メーカーのradiusが製造元ということで、そこらの格安充電器よりもクオリティは高そうです。

ダイソーの30W GaN充電器のプラグを折りたたんで側面から写した写真
ダイソーの30W GaN充電器の折りたたみ式プラグを起こした状態の写真

プラグは折りたたみになっています。
最近流行りの2パターンで角度が変えられるスイング系ではないです。

ダイソーの30W GaN充電器をキッチンスケールに載せて重量43.9gを実測した写真

重量は実測値で約44gです。

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検証に使用する道具

検証に使用する道具
  • USBテスター
    • AVHzY CT-3
    • POWER-Z
    • YEREADW双方向 USB C パワーメーター
  • 電子負荷
    • AVHzY CT-3付属のSM-LD-00
  • サーモグラフィー
    • HIKMICRO Mini2 V2
  • 100W出力対応の充電器
    • CableGeeker PD100W急速充電器
  • ケーブル
    • CIO 柔らかいスパイラルシリコンケーブル

対応する充電規格を調べる

充電器をテスターに接続して、対応する充電規格を調べてみます。

ダイソーの30W GaN充電器の対応急速充電規格をUSBテスターで表示した写真(PD3.0 PPS 33Wと表示)

※緑文字が対応、赤文字は非対応

対応PD充電規格
ダイソーの30W GaN充電器のPDO一覧をUSBテスターで表示した写真(5V/9V/12V/15V/20V固定とPPS 2種に対応)
電圧電流
5.00V3.00A
9.00V3.00A
12.00V2.50A
15.00V2.00A
20.00V1.50A
5.0-11.0V3.00A
5.0-16.0V2.00A

対応する充電規格を見てみると、コレは衝撃的な結果となりました。

使えるPDOの幅が広いです。特に15Vや20Vに対応している点はかなりポイント高く、iPhoneやMacBook Airなどの充電でもしっかり活躍してくれそうです。

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iPhoneを充電してみる

ダイソーの30W GaN充電器でiPhoneを充電し電力計が約20.0Wを示している写真
端末を充電した際の挙動
「iPhone 16」
ダイソーの30W GaN充電器でiPhone 16を充電したときの電力・電流・電圧の推移グラフ(最大約20W、80%まで約54分)
ダイソーの30W GaN充電器でiPhone 16を充電し始めた直後の本体温度をサーモグラフィーで撮影した画像
ダイソーの30W GaN充電器でiPhone 16を充電して30分後の本体温度をサーモグラフィーで撮影した画像(最高59.9℃)
0% → 80% にかかった時間54分
最大速度24W
開始直後の表面温度36℃
開始30分後の表面温度60℃
30分後の充電状況57%

純正充電器と似たグラフが取れた

※室温28℃前後での検証
※グラフ内の80%ラインは「投入電力量の8割」から算出

iPhone 16に関しては、最速帯の充電ができました。

80%まで電圧15VでのPD充電が行われ、iPhoneらしい階段状の奇麗なグラフになっています。最大速度は24Wが記録されました。

iPhone 16シリーズ以前の端末用としてはかなり良い選択肢になりそうです。iPhone 17無印もほぼ最速となりそうですが、17 ProやPro Maxなどは若干ボトルネックになるかなと思います。

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Galaxy端末を充電してみる

ダイソーの30W GaN充電器でGalaxy端末を充電し電力計が約24.9Wを示している写真
端末を充電した際の挙動
「Galaxy S22 Ultra」
ダイソーの30W GaN充電器でGalaxy S22を充電したときの電力・電流・電圧の推移グラフ(最大約26W、80%まで約40分、約1時間15分で充電完了)
ダイソーの30W GaN充電器でGalaxy S22を充電し始めた直後の本体温度をサーモグラフィーで撮影した画像
ダイソーの30W GaN充電器でGalaxy S22を充電して30分後の本体温度をサーモグラフィーで撮影した画像(最高71.1℃)
0% → 100% にかかった時間1時間15分
最大速度26W
開始直後の表面温度31℃
開始30分後の表面温度71℃
30分後の充電状況67%

純正充電器と似たグラフが取れた

※室温28℃前後での検証
※グラフ内の80%ラインは「投入電力量の8割」から算出
※端末のバッテリー劣化率は83%です

この充電器はPPS3Aが上限なため、S22 Ultraの「超急速充電1.0」までしか引き出せていません。

とはいえ、満充電まで1時間半を切っており、十分に速い速度で充電ができています。グラフを見ても特に不自然な挙動は無く、いつものGalaxyの充電結果といった所です。

Galaxy端末用に購入しても問題無いかなと思います。

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モバ充を30Wで充電してみる

ダイソーの30W GaN充電器でモバイルバッテリーを充電し電力計が約8.0Wを示している写真
端末を充電した際の挙動
「Xiaomi PoweBank 165W」
ダイソーの30W GaN充電器でXiaomiのスマートフォンを充電したときの電力・電流・電圧の推移グラフ(最大約30W、80%まで約1時間7分、約1時間33分で充電完了)
ダイソーの30W GaN充電器でXiaomiのスマートフォンを充電し始めた直後の本体温度をサーモグラフィーで撮影した画像
ダイソーの30W GaN充電器でXiaomiのスマートフォンを充電して30分後の本体温度をサーモグラフィーで撮影した画像(最高69.5℃)
0% → 100% にかかった時間1時間33分
最大速度30W
開始直後の表面温度31℃
開始30分後の表面温度70℃

20V1.5AのPD充電が行われた

※室温28℃前後での検証
※グラフ内の80%ラインは「投入電力量の8割」から算出

グラフを見ていくと、充電器の最大である30Wを1時間以上も維持しており、安定した充電結果となりました。熱による速度の低下も見られません。

ただ、やはり発熱量はかなり大きく、30分後の表面温度で70℃に達しています。充電速度の割に発熱量が大きいため、本体の劣化は激しいのかなと予想しています。

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「DAISO 急速充電器 30W」レビューまとめ

DAISO 急速充電器 30W
メリット
  • iPhone 16シリーズや17無印の充電性能をフルで発揮できる
  • 最大出力の30Wを1時間以上維持する事も可能
  • 折りたたみプラグで本体がコンパクトにまとまる
  • ダイソーでまさかの880円で購入可能
  • radius製で安心して使える
デメリット
  • iPhone 17 ProシリーズやGalaxyシリーズの充電性能はフルで引き出せない
  • 本体がコンパクトな分、出力の割に発熱量はかなり大きい

以上になります。
いかがだったでしょうか?

880円で購入可能なスマホ用充電器、かなりありな選択肢かなと感じました。特にiPhoneユーザーにとっては十分な性能になっており、入手性やコンパクトさ、価格などを考えると、非常におすすめです。

もちろん他の端末でも十分な速度で充電できるので、安さと入手のしやすさを求めている方にもおすすめです。

安全性に関しても申し分なく、radius製であることやPSE取得済み、安定した検証結果など、高い充電器と同じ安心感で使用する事ができます。

ただ、発熱量が大きいため、恐らく劣化の速度も早いのではと考えています。とはいえ、この発熱に関してはコンパクト充電器の全てが抱える問題なため、だからこの製品は避けた方が良い、という訳では無いです。あくまで、知識として知って置いて頂ければOKです。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
では、また。

よくある質問 (FAQ)

30Wって書いてありますが、本当に30W出ますか?

出ます。Xiaomi Power Bank 165Wへの給電で20V1.5A=30Wを1時間以上維持しました。熱による速度低下も見られませんでした。

 iPhoneは何分で充電できますか?

iPhone 16で0→80%が54分でした。最大24Wで、Apple純正の30Wアダプタとほぼ同じ充電カーブを描きます。iPhone 17無印までならほぼ最速です。

発火の危険はありませんか?

検証中に異常な挙動や過剰な電圧変動は一切ありませんでした。製造元は老舗オーディオメーカーのradiusで、PSEマークも取得済みです。ただし表面温度は最大70℃前後まで上がるため、布団やクッションの上での使用は避けてください。

 70℃って熱すぎませんか?

コンパクトな充電器は放熱面積が小さいため、この価格帯・サイズでは珍しい数値ではありません。安全性に直結する温度ではありませんが、長期的な劣化速度には影響すると考えられます。

MacBookやiPadは充電できますか?

できます。20V1.5A(30W)に対応しているため、MacBook Airの通常使用時の充電やiPad Proの急速充電には十分です。ただしMacBook Proや高負荷時は力不足です。

Galaxyの超急速充電に対応していますか?

「超急速充電1.0」(25W)までです。PPSが3A上限のため、45Wの「超急速充電2.0」は使えません。S22 Ultraでも最大26Wでした。

Android端末とiPhoneのどちらにおすすめですか?

どちらでも実用十分ですが、最大24Wで頭打ちになるiPhoneとの相性が特に良いです。

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この記事を書いた人

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