こんにちは、もちゅです。
ついにEarFunからワイヤレスヘッドホンが出てしまいました!
コスパ最強ワイヤレスイヤホン界隈で圧倒的な人気を誇るEarFunですが、そこから何と初のワイヤレスヘッドホンが発売され、ガジェット界隈ではかなりの注目を集めています。
そんなEarFun Wave Proを本日はレビューしていきます。
2週間ほどガッツリ使用してきた率直な感想としては
- かなり強力なノイズキャンセリング
- 深く厚みのある音質
- FPSゲーム時でも使えるレベルの遅延の無さ
- 圧倒的なバッテリー持ち
- 初めてのワイヤレスヘッドホンにもってこい
こんな感じで、
1万円以下で出していいレベルを優に超えたコスパ最強のワイヤレスヘッドホンに感じました。
本記事ではそんなWave Proの実力を徹底的に紹介していきます。
製品概要
EarFunについて
EarFunは2018年に設立された中国のメーカーになります。
ワイヤレスイヤホンをメインで取り扱っており、設立から数年しかたっていないにも関わらず世界中のユーザーから高い評価を受け、数々の賞を受賞しているオーディオメーカーになります。
EarFun Wave Proのスペック
対応コーデック | LDAC, SBC, AAC |
再生時間 | ANCオフ : 最大80時間 ANCオン : 最大50時間 |
充電時間 | 2時間 |
バッテリー容量 | 800mAh |
ドライバー | 40mm径 DLC複合振動版 |
再生周波数帯域 | 2.402GHz – 2.480GHz |
最大動作範囲 | 15m(障害物無し) |
本体重量 | 268g |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
価格 | 9,990円 |
EarFun Wave Proのココが凄い
- 40㎜径DLC複合膜ドライバーを搭載
- 最大45dBノイズを低減
- LDACに対応
- 80時間連続再生
- マルチポイント接続対応
40mm径DLC複合膜ドライバーを搭載
40mm径DLC複合膜ドライバーを搭載しているので、よりパワフルかつ透明感のある音を楽しむことができます。
最大45dBノイズを低減
アプリ設定で3段階のノイズキャンセルを選ぶことができ、最大で45dBのノイズを低減してくれます。
LDACに対応
LDAC, SBC, AAC の三種類のBluetoothコーデックに対応しており、LDAC使用時は最大990kbpsのビットレートで伝送します。その値はCDの約3倍の情報量になります。
また日本オーディオ協会 (JAS)からハイレゾオーディオ&ハイレゾワイヤレス認証も取得。
80時間連続再生
ANCオン時 : 最大55時間
ANCオフ時 ; 最大80時間
二日以上持つ圧倒的なバッテリーもち
さらに急速充電にも対応しており、
10分の充電 = 10時間再生
マルチポイント接続対応
マルチポイント接続に対応しているのでiOS, Android, PCなど最大2台のデバイスと同時に接続し、それらをスムーズに切り替えることができます。
そのおかげで音楽を聴きながらPC作業をしていても、急な着信に応答できるようになります。
開封と外観
EarFun Wave Proを開封
外箱を開けると中にはヘッドホンケースと説明書類が入った袋が入っています。
ヘッドホン本体と左上のポケット部分にケーブル類が入っていました。
梱包は若干簡易的な物に見えるのですが、よく考えたら本体はヘッドホンケースでガッツリ守られてるし問題ないのかなと感じました。
ヘッドホンケースにケーブル類を入れるポッケがあるのはポイント高い!!
EarFun Wave Proの内容物
内容物は画像の通りで、
- ヘッドホン本体
- ヘッドホンケース
- USB-Cケーブル
- AUXオーディオケーブル
- 説明書
EarFun Wave Proの外観
全体的にマットなグレー寄りの黒色になっており、ヘッドホン側面部分にあるブランド名とそれを囲む円がシルバーになっています。
イヤーパッド部分はしっとりとした触り心地で、「ぷにぷに」と言う効果音が似合うような柔らかさがあります。
ヘッドホンのバンド部分にも同じ素材が使われており、装着感はかなり期待できそうです。
- 電源ボタン
- 音量調節ボタン(+/-)
- NCボタン
また右側に有線接続用のAUX端子、左側には充電用のUSB-C端子があります。
使ってみて
EarFun Wave Proをペアリング
では早速スマホと接続してみます。
電源ボタンを数秒間押すと「パワーオン」
ペアリングが完了すると「コネクティット」
と音で知らせてくれます。
電源を入れると即ペアリングモードになるので、開封してからスマホで音楽聞くところまで比較的簡単な操作で行けます。
EarFun Wave Proの音質
せっかくなので音楽を聴く前にアプリで接続をLDACに切り替えました。
肝心な音なのですが、正直ビビりました。
「めちゃめちゃ良い!!」というわけでは無いのですが、想像していたはるか上を行く音質に驚いた感じです。
ここだけの話、強めのドンシャリで軽めな音だと思っていたので、いい意味で期待を裏切ってきました。
- 中高音が近い
- 存在感のある低音が少し遠くにいる
- 深く厚みのある音
- 音の響き方がクール系
特徴としては、中高音がかなり近めの位置でなっていて、その二三歩引いた位置から低音がグッと押し寄せてくるような感じです。
密閉型特有の沈み込むような低音を残しつつも比較的バランスの取れた音のように感じました。
音の広がりだったり、パリッとした解像感は無いが、聞きごたえがあって聞き疲れしにくい丁度いい音に仕上がっています。
有線で試してみる
ここで据え置きのヘッドホンアンプ(FiiO K7)に有線で接続してその音質を確かめてみました。
んー、、、これはあまり好きじゃない
音全体がパキッと引き締まって音の情報量は確実に増えたのですが、低音の沈み込みが無線接続時の2倍増しくらいになって、中高音域の見通しがかなり悪くなったように感じます。
例えるなら頭から足までを厚めの毛布にくるんだ状態で、その外からの音を聞くときのようなこもった感覚があります。
有線接続時と無線接続時で音の傾向がここまで違うのは面白いですね。
ただ個人的には有線接続は無しかな。
有線接続時はヘッドホン本体の電源が入らないので、ノイキャンを利かせながら有線接続っていうのはできないみたいです。
EarFun Wave Proのノイズキャンセリング性能は??
Wave Proの目玉ともいえるノイズキャンセリングはどうかというと
マジで、とんでもないです。
ヘッドホンの密閉力も相まって、ノイキャンオンで音楽を聴いていたら大抵の雑音は聞こえなくなります。(音量は50/150くらいで約33%)
キーボードのタイピング音、
車の走行音、
人の声、
犬の鳴き声、
空気清浄機の音など
ほとんどの雑音が聞えなくなりました。
キーボードのタイプ音みたいなノイズキャンセリングで消すのが難しいと言われている高音域のノイズもしっかり押さえてくれてて驚きました。
EarFun Wave Proのゲームでの使用感
ゲームで使えるかをテストするために、Wave Proのゲームモードをオンにした状態でAPEXをプレイしてみました。
画像の通りアプリでゲームモードのオンオフを切り替えることができるのですが、「NCボタン」を長押しすることでもそのオンオフを切り替えることができます。
遅延に関しては全くなく、有線との差を感じることができませんでした。
ただ、音質に関してはFPS向きとは言えない音質になっており、低音がこもってしまい足音がいつもの7割減くらいしか聞こえなかったです。
それ用途としては作られていないので当然ではありますね。
FPS以外のRPGやオープンワールドなどをプレイする分には全然アリの性能だと感じます。
EarFunのアプリについて
- ノイズキャンセリングの強さを調整(3段階)
- ゲームモードのオン/オフ
- EQ設定
- キーのカスタマイズ
- Bluetoothオーディオの品質設定
- デュアルデバイ接続のオン/オフ
- 「自動電源オフ」機能の時間設定
比較的標準的な設定項目になるのかなと思います。
ここからはいくつかの項目について詳しく説明していきます。
ノイズキャンセリングの調整について
ノイズキャンセリングの強さは3段階で設定できます。
-風のノイズキャンセリング
-快適なノイズキャンセリング
-深いノイズキャンセリング
3つを比べてみた感想ですが、「風のノイズキャンセリング」と「快適なノイズキャンセリング」の違いが全く分からず、「深いノイズキャンセリング」のみ明らかに他と違い、耳への圧のようなものがあって、ノイキャン効いてるなと感じました。
ノーマルモード = 何もついてない状態
外音取り込みモード = 周囲の音を聞きやすくする
「ノーマルモード」、「外音取り込みモード」、「ノイズキャンセリング」
の3つは本体の「NCボタン」で切り替えることができます。
ノイズキャンセリングモード時は先ほど紹介した3段階のうちの最後に設定した内容が引き継がれるようになっています。
(例)
ノイズキャンセリングモード(深いノイズキャンセリング)
↓
ノーマルモード
↓
外音取り込みモード
↓
ノイズキャンセリングモード(深いノイズキャンセリング)
EQ設定について
画像の通り、EQはあらかじめ用意されたプリセットイコライザーと自分で調整できるカスタムイコライザーがあります。
- Rock
- Pop
- Country
- R & B
- Classical
- Jazz
- 低音ブースト
- 高音ブースト
- 低音を弱める
- 高音を弱める
カスタムイコライザーでは自由に調節できるだけでなく設定した内容を最大で10種類まで保存することができます。
カスタムEQ勢にとってはこれ以上ない機能なのではないでしょうか。
キーのカスタマイズ
キー入力の種類としては各3つのボタンの単押しと長押しの計6種類になります。
- 音量の上げ下げ
- 曲送り、曲戻し
- 無効
各ボタンの単押しと長押しで選択肢は同じで、「+ボタン」「-ボタン」に割り当てられる機能の選択肢も同じになります。
デフォルトでは
単押し | 長押し | |
+ボタン | 音量の上げ | 曲送り |
-ボタン | 音量の下げ | 曲戻し |
NCボタン | ノイズキャンセリング切り替え | ゲームモード |
また、設定内容には無いのですが、「電源ボタン」の単押しで再生/一時停止をすることができます。
良か点と悪かった点
Wave Proの使用感についてある程度は伝わったと思います。
ここからは2週間使用してきた中で個人的に良かった点と悪かった点について詳しくまとめていきます。
EarFun Wave Proの良かった点
- バランスよりの音質
- 価格破壊のノイズキャンセリング
- 優しく包み込むような装着感
- 長時間バッテリー
- LDAC対応
以上になります。
以前レビュー記事をあげましたが私は普段、開放型のモニターヘッドホンを好んで使っており、密閉型特有の強烈な低音がとても嫌いです。
ですが、Wave Proはその特性をうまく残しつつ音を鳴らす位置関係で高音とのバランスを取った感じがして、私好みの音質に近い仕上がりなのがとても良かったです。
また、1万円以下ながらも強烈なノイズキャンセリングがついているので、場所を問わず自分の好きな音楽が無理のない音量で楽しめるのも良かったです。
私の家庭では犬が吠えたり家族の生活音が騒がしい時間帯があるので、その時間帯にこのWave Proを使って音楽を楽しんだりしています。
EarFun Wave Proの悪かった点
- 外音取り込みがイマイチ
- 有線接続時の音質がかなり微妙
- 電源オフに10秒かかる
- ボタンの位置が微妙で誤爆多め
EarFun初のヘッドホンという所で経験不足な部分というか、ちょっとした細部の部分で使いづらさが目立ってしまっている気がしました。
個人的に1番残念だったのが電源オフにかかる時間で、電源を切るために電源ボタンを5秒ほど長押ししないといけない仕様が本当にストレスで、めんどくさくてつけっぱにしてしまう日もあるほどでした。
最近ではヘッドホン本体の電源を切るのではなく、スマホのBluetoothを一時的にオフにしてヘッドホンの自動電源オフ機能を使うようにしています。
ただ、こうするとBluetoothをオフにしっぱなしにしてしまい、スマートウォッチ側で通知の受信ができなかったりと、どっちみち不便です。
設定した時間でヘッドホンの電源が自動で切れる機能がついているのですが、
その条件が「ヘッドホンがどの機器とも接続されていない状態で一定時間経過」なので当然使い物になりません。
これが「音が流れていない状態で一定時間経過」だったら最高でした。
またボタンの位置が少し微妙で、ヘッドホンを装着していて少しずれてきた時に位置を少し直そうとすると、ヘッドホンの形状も相まってその際にボタンを押してしまうことがあるので、慎重に位置を直さないといけないのが少し使いにくいです。
ここは人によるのかなと思うのですが、有線接続時の音質が微妙っていうのも残念な点です。
この手のヘッドホンでよくあるのですが、有線接続時のほうが音質が良い、みたいなことを期待して買うと痛い目見るかもしれません。
EarFun WavePro レビューまとめ
- バランスよりの音質
- 価格破壊のノイズキャンセリング
- 優しく包み込むような装着感
- 長時間バッテリー
- LDAC対応
- 外音取り込みがイマイチ
- 有線接続時の音質がかなり微妙
- 電源オフに10秒かかる
- ボタンの位置が微妙で誤爆多め
いかがだったでしょうか。
EarFun初のワイヤレスヘッドホン、EarFun Wave Pro 、私としては1万円以下でこのクオリティーは価格崩壊もいいとこと感じてしまいました。
いまいちユーザー目線になれていない部分があるのは残念だったのですが、ワイヤレスヘッドホンとしての性能は十分以上に高いため、欠点に上手く付き合っていければ最高のガジェットになるのかなと思います。
価格としては9,990円なのですが、Amazonでは今のところ常に1,500円、2,000円オフのクーポンがあるので、8,000円前後の価格で買えます。
是非お試しください。
当ブログでは他にも同価格帯のワイヤレスヘッドホンをレビューしています。
気になる方はそちらも是非ご確認ください。
コメント
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