みなさんお疲れさまです、もちゅです。
今回レビューするのは、USB接続で使えるマイク FIFINE Tank3 です。
こちらは1万円ちょっとで買えるダイナミックマイクになっており、どんな環境でもクリアな音声を収録できる、入門より少し背伸びしたモデルのマイクになります。さらにはXLR接続にも対応しているため、今後オーディオインターフェイスを導入する予定の方にもおすすめでき、長く使っていけるマイクになります。
マイクはスペック表だけだと違いが分かりにくく、実際には 「声がどう聞こえるか」「ノイズをどれだけ拾うか」「使いやすいか」 がかなり重要です。
そこで今回は、音声サンプルを掲載しつつ、音質・環境音の入り方・タイピング音の拾い方・OBSで軽く処理した後の変化までチェックしていきます。
FIFINE Tank3は、USBで手軽に始められるのに、音質はしっかり本格派なダイナミックマイクです。
特に、聞き取りやすく明瞭な音と、環境音の入りにくさのバランスが優秀で、ゲーム配信・通話・動画収録など幅広い用途で使いやすい1本でした。
一方で、アームが別途必要なことや、近付きすぎるとポップノイズが出やすい点には注意が必要です。
それでも、USB接続で使い始めて、将来的にはXLR接続にもステップアップできるため、長く使っていけるマイクを探している人にはかなり有力な選択肢だと感じました。
FIFINE Tank3の評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 音質 | (4.5) |
| ノイズ耐性 | (4.6) |
| タイピング耐性 | (4.6) |
| 使いやすさ | (4.8) |
| コスパ | (4.8) |
- USB接続でもしっかり実用的な音質
- 明瞭で聞き取りやすい音
- 環境音を抑えやすい
- XLR対応で長く使いやすい
- 質感とデザインが良い
- マイクアームが別途必要
- 近距離ではポップノイズが出やすい
- デスクの振動をやや拾いやすい
- ノブに目盛りがない
FIFINE Tank3の基本仕様
| 製品名 | FIFINE Tank3 |
|---|---|
| 接続方式 | USB, XLR |
| マイク方式 | ダイナミック |
| 指向性 | 単一指向性 |
| 周波数特性 | 50Hz – 16kHz |
| 感度 | -50 ± 3dB |
| 最大SPL | 120dB |
| 参考価格 | 14,689円 Amazon |
- 環境音が入りにくいダイナミックマイク
- USB接続とXLR接続の両方に対応
- 本体にミュートボタン搭載
- 大人なデスクにマッチするスタイリッシュデザイン
- 本体が金属で高級感マシマシ
スペック表だけを見ると「手軽に使えるUSBマイク」という印象ですが、マイクは実際に録ってみるとかなり個性が出ます。 そのため本記事では、スペックよりも 実際の録音結果と使い勝手 を重視して見ていきます。
外観・付属品をチェック
付属品一覧

- マイク本体
- USB-A to C
- 日本語説明書
説明書はすべて日本語になっていて、ちゃんと日本向けの仕様になっていることが分かります。
ケーブルは2.5mの長さでマイクアームを使用しても十分な長さがあります。
本体デザインと質感



ぱっと見の印象は「ザ・大人シック」。
色はマットブラックになっていて、形は緩急の無いシンプルな円筒状、他社モデルと比べてもずば抜けて無駄のないデザインになっています。造りとしては非常に頑丈になっているので、機能的な面と合わせて本当に長く使っていけそうなマイクだと感じました。
サイズ感・設置性

ここからは取り回しに関してです。
Tank3にはスタンドなどは付属していないため、自前でアームを用意する必要があります。私は以前紹介したロープロファイルマイクアームに取り付けて使用しています。
FIFINEさんからもロープロファイルマイクアームが出ているので、そっちを使用するのも悪くないと思います。

Tank3は3/8ネジと5/8ネジの二種類のインチネジに対応しています。
この点は非常にグッド!

画像の部分でマイクの角度を調節する事ができます。ネジを回すことで指定の位置でガッツリ固定することも可能です。
FIFINE Tank3の音質をチェック
収録条件について
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 録音ソフト | Audacity |
| オーディオインターフェース | LEWITT Connect2 |
| XLRケーブル | オーディオテクニカ BX9 |
| USBケーブル | 全て付属の物を使用 |
| アーム | Alterzone ALZ-M5 |
| 音量調整 | 同基準で調整 |
| マイクと口元の距離 | 15cm |
※録音レベルは通常時で-12dB狙い
※最終調整にて-18LUFSで統一
※マイクと口元の距離は15cm、向きは正面
音声サンプル一覧
1. 素の読み上げ音声
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音なし
2. 環境ノイズありの読み上げ音声
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音あり
3. タイピングあり読み上げ
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音あり
4. OBSで軽く処理した後の音声
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音あり / ノイズ抑制・コンプ
5. 距離比較サンプル
条件 : 5cm → 10cm → 20cm/ 無加工 / 環境音あり
6. XLR接続での読み上げ
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音なし
距離比較サンプルで、普段なら40cmでの音声もありますが、今回はゲインが足りなかったため5cmを代わりに追加しています。
音質の総評
全体としては、クリアで聞きとりやすい印象です。ダイナミックマイク特有の低音域の籠りみたいなのは全くなく、中音域が強めに収音されている気がします。
通話や配信のように「まず聞き取りやすいこと」が大事な用途では、かなり扱いやすい部類に入ります。
ただ、全体的に厚みが感じられず、スカスカとしたデジタル感の強い印象もあります。USB接続っぽさを感じますね。
サンプル別の感想
1. 素の読み上げ音声
チェックポイント : 声の自然さ、明瞭感
- 明るめで聞き取りやすい
- 厚みが少なくスカスカしている
2. 環境ノイズありの読み上げ音声
チェックポイント : 環境音の拾い方
- 黙るとノイズが少し目立つ
- 声に違和感は出ない
3. タイピングあり読み上げ
チェックポイント : タイピング音の拾い方
- タイピング音は多少入るが、小さめ
- 「ドンッ」という衝撃音が若干入る
4. OBSで軽く処理した後の音声
チェックポイント : 加工耐性、仕上がり
- タイピング音は小さくなったが、一応聞こえる
- ノイズは全く聞こえなくなった
5. 距離比較サンプル
チェックポイント : 近距離、遠距離耐性
- 5cmまで行くと「ボフボフ」音が入る
- 10cmは厚みとクリアさのバランスが良く適正距離
- 20cmはクリアさは健在だが声の遠さやノイズを感じる
6. XLR接続での読み上げ
チェックポイント : USB接続からの変化
- スカスカ感がなくなり、厚みが増した
- デジタル感のない暖かみを感じる音になった
- 価格に見合う上質な音
このマイクの音を一言でまとめると
「クリアさとダイナミックマイクらしいノイズ耐性を両立した、扱いやすい1本」
FIFINE Tank3の使い勝手をチェック
接続のしやすさ

USB接続なので、導入のしやすさはかなり高めです。 オーディオインターフェース不要で使えるのは、初めての1本として大きな強みです。
ボタン・ノブ類の使いやすさ
USB接続時には下記の三種類の機能を使用する事ができます。
- ミュート機能
- マイクのモニタリング機能
- 本体のノブによるゲイン・音量調節
※XLR接続時は使用不可

通常時は緑色に点灯

ミュートオン時は赤色に点灯
ミュートボタンは正面中央部分についているため、設置位置にもよりますが今どの状態なのかが分かりやすいのかなと思います。
また最近主流のタッチ式ではなく、クリック式になっているので、押せば確実にミュートのオンオフができる点は個人的にナイスポイントです。
「ごめんミュートだったわ」
みたいな事件は少なそう。

当然ながら入力用と出力用の調節のノブが付いています。
これらは一段階ごとに「カチカチ」なるタイプではなく、シームレスに調節するタイプのノブになっています。
これも設置する向きによって変わってきますが、ミュートボタンを正面にした際に丁度右側面にノブの位置が来るので、操作がしやすくなっています。
手前側が入力用、奥側が出力用と覚えてしまえば完全にノールックでも操作できちゃいます。
モニタリング機能

3.5mmヘッドホンジャックが付いているため、マイクモニタリングを行う事ができます。
もちろんこちらからPCの音を聞くこともできます。
モニタリング性能は高めで、遅延や籠った感じは一切なく自分の声をクリアにモニタリングする事ができます。
初心者でも扱いやすいか
結論としては、かなり扱いやすい部類です。 USBケーブル1本をPCに接続して、手軽に始めたい人には特に向いています。XLR接続対応で今後も見据えることができるのもポイントが高い。
ただ、アームを用意しないといけないという点は注意が必要です。
「ケーブル1本と思いきやアームも用意が必要!」
比較 : 他のマイクとの違い
ダイナミックマイクとの比較 (FIFINE K688)

K688の方が低音域の厚みを感じやすい反面、籠りが少し目立ってくる印象で、Tank3の方が明瞭でハキハキとした音に感じます。
音のリッチさを求めたいのならK688、相手に伝わりやすいのはTank3かなと思います。
コンデンサーマイクとの比較 (LEWITT LCT240 Pro)

コンデンサーマイクと比較すると、やはり音のクリアさや情報量の多さ、という点でかなり差が出てきますね。パッと聞いてみてLCT240 Proの方が良い音、と感じやすいのかなと思います。
ただ、コンデンサーマイクである以上、環境によって仕上がりが大きく左右されるため、どんな状況でも仕上がりに差が出ないダイナミックマイク、Tank3の方が扱いやすさは上です。
個人的な注目ポイントはTank3の明瞭さで、ダイナミックマイクでありながら、コンデンサーマイクの明瞭さにコレだけ近づけているのはTank3の魅力なのかなと思いました。
「FIFINE Tank3」レビューまとめ

- USB接続時の音質が想像以上に良い
- ミュートボタンと音量調節ノブの位置が良く考えられている
- 他のダイナミックマイクと比べて非常にクリアな音質
- 洗練されて無駄のないデザイン
- 14,000円と比較的お求めやすい
- 音量調節ノブにメモリが無い
- ポップノイズやデスクからの衝撃音が少し入る
- マイクアームが別途必要
以上になります。
いかがだったでしょうか?
- 初めてちゃんとしたマイクを買いたい人
- USBで手軽に使いたい人
- 通話や配信で聞き取りやすさを重視したい人
- 今後ほかのマイクとも比較していきたい人
FIFINE Tank3は、USBで手軽に始められて、必要になればXLRでも使っていける、かなりバランスの良いマイクでした。
「最初の1本」で終わらず、そのまま長く使い続けられるのがこの製品の大きな魅力です。
通話や配信、動画収録用に、聞き取りやすい声をしっかり届けたい方は、ぜひチェックしてみてください。
本日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また、次の記事でお会いしましょう。
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よくある質問 (FAQ)
- 初めてのマイクとしてFIFINE Tank3はアリですか?
-
アリです。USB接続だけで配信・VCがすぐ始められますし、将来的にオーディオインターフェースを買ってXLR接続にステップアップもできます。数千円クラスからのアップグレード先としてもちょうどいいポジションです。
- オーディオインターフェイスは必須ですか?
-
いきなりは不要です。USB接続に対応しているので、PCに繋ぐだけで使えます。将来的に音質追い込みや機材遊びをしたくなったタイミングで、XLR接続+オーディオインターフェースを追加すればOKです。
- USB接続とXLR接続で音はどのくらい変わりますか?
-
USB接続:低音が少し軽めで、全体的にスッキリした音。ゲインはやや控えめ。
XLR接続:低音がしっかり出て、音量も取りやすく、よりリッチな印象。
「とりあえずUSBで十分使えるけど、本気で配信するならXLRの方が美味しい」といったイメージです。 - コンデンサーマイクと比べて音質は劣りますか?
-
“環境音ゼロの理想環境”だけで比べると、1万円台前半クラスのコンデンサーマイクの方がクリアで繊細に聞こえます。ただし、
- キーボード打鍵音やマウスクリック音
- 周りの生活音
をほぼ拾わないのがTank3の強み。ゲーム配信やVCなど「うるさい環境で使う」前提なら、トータルではTank3の方が快適なケースが多いです。
- キーボードの打鍵音やマウスのクリック音はどれくらい入りますか?
-
ダイナミックマイク+単一指向性のおかげで、キーボード音は「かすかに聞こえる程度」に抑えられています。
うるさいキースイッチを使っていても、コンデンサーマイクほどガッツリは拾いません。マウスの振動がアーム経由で乗ることはありますが、マイクアームの位置やマウスパッドの配置を工夫すればさらに抑えられます。 - スタンドは付属していますか? どうやって設置するの?
-
スタンドは付属していません。別途マイクアームやスタンドを用意する必要があります。
ただし、Tank3は3/8インチと5/8インチの両方のネジ規格に対応しているので、市販のほとんどのマイクアームにそのまま取り付けられます。ロープロファイルアームと組み合わせると、ゲーム配信環境と相性が良いです。






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