みなさんお疲れさまです、もちゅです。
突然ですが。
マイク何使ってますか?
ノイズや環境音は載ってないですか?
フレンドさんにクリアで聞き取りやすい音声、届けられていますか?
PCでのゲーム環境を整えていくにあたって後回しにされがちなマイク周りですが、実はどの周辺機器よりも優先すべき場所だと私は考えています。
モニターやキーボードで何を使おうと個人への影響しかないですが、マイクだけはその音声を届けられるVC相手のフレンドへ影響を与えてしまう、周辺機器で唯一他人を不幸にしてしまう可能性があるアイテムになります。
だからこそ比較的良い物をはじめから導入する必要があるのです。
という事で、本日紹介するアイテムはこちら!!
FIFINE Tank3
です。
こちらは1万円ちょっとで買えるダイナミックマイクになっており、どんな環境でもクリアな音声を収録でき価格も抑えられた、入門より少し背伸びしたモデルのマイクになります。
USB接続に対応しているためオーディオインターフェイスの導入の必要が無く、マイクミュートボタンやゲイン調整ダイヤル、音声のモニタリング用のオーディオ端子も内蔵し機能も盛りだくさん。
さらにはXLR接続にも対応しているため、今後オーディオインターフェイスを導入する予定の方にもおすすめでき、長く使っていけるマイクになります。
気になる方は是非この記事をご覧ください。
それでは本編どうぞ。
本記事はFIFINE様よりご提供いただき記事を作成しております。
製品概要
FIFINE Tank3のスペック
こちらはFIFINE Tank3のスペック表になります。
マイク種類 | ダイナミック |
接続方式 | USB, XLR |
極性パターン | 単一指向性 |
周波数応答 | 50Hz – 16kHz |
S/N比 | 80dB |
感度 | -50 ± 3dB |
サンプリングレート・ビット深度 | 44.1kHz/16bit, 48kHz/16bit |
入力音圧レベル(SPL) | 120dB |
材質 | 金属, アクリロニトリルブタジエンスチレン |
取り付けネジインチ | 3/8 or 5/8 |
FIFINE Tank3の特徴
- ダイナミックマイク
- USB接続とXLR接続に対応
- ライバルが存在しないレベルの価格
ダイナミックマイク
FIFINE Tank3はダイナミックマイクというものに分類されます。
指向性が非常に強く、エアコンや打鍵音といった周囲の環境音などを拾いにくい構造になっているので、収録に特化したスタジオではない環境、特に家庭での使用におすすめできるマイクになります。
またポップフィルターを内蔵しており、スタイリッシュな見た目を保ちつつもしっかりとポップノイズや環境音を抑えてくれる工夫もされています。
USB接続とXLR接続に対応
USB接続とXLR接続の2種類に対応しています。
そのため初めてマイク環境を整える方や既にオーディオインターフェイスを導入している中級者の方、今後オーディオインターフェイスを導入する予定のある方など幅広いニーズ応える事ができます。
またUSB接続ですのでPC以外にもPS4/PS5といったゲーム機器にも使用する事ができます。
ライバルが同社にしか存在しないコスパの高さ
上記2つの特長を持ち合わせ、尚且つ1万円前後のマイクとなると現状FIFINE製のマイクくらいしか無く、完全に独占状態になっています。
その中のハイエンドモデルがこちらのTank3になっており、FIFINEの技術が詰まった一品が1万円ちょっとという値段で買えてしまうので、コスパ面に関しては間違いないと言えます。
開封と外観
開封
化粧箱は特に目立った装飾は無く、ただの箱って感じです。
中を開けると超肉厚な緩衝材がみっちり詰まっていて、マイクがガッチリとホールドされた状態で入っています。
- マイク本体
- USB-A to C
- 日本語説明書
説明書はすべて日本語になっていて、ちゃんと日本向けの仕様になっていることが分かります。
また説明書の内容も細かく書かれていて、説明書さえ見れば大抵の事は解決できそうです。
FIFINEは本気で日本の市場に力を入れてきている、、、気がする
ケーブルは2.5mの長さでマイクアームを使用しても十分な長さがあります。
FIFINE Tank3の外観
ぱっと見の印象は「ザ・大人シック」。
色はマットブラックになっていて、形は緩急の無いシンプルな円筒上、他社モデルと比べてもずば抜けて無駄のないデザインになっています。
素材に金属が使われていることもあり、重量は約527gとまぁまぁあります。
造りとしては非常に頑丈になっているので、機能的な面と合わせて本当に長く使っていけそうなマイクだと感じました。
正面部分 : ミュートボタン
側面部分 : 音量調節ノブ
ミュートボタンはボールペンのような「カチッ!」でオン「カチッ!」でオフといったスイッチタイプではなく、マウスのようなクリック系のボタンになっています。
また、タッチ式ではなく物理ボタンになっている点にも注目。
けつの部分は端子類が付いていて、XLR端子とUSB-C端子、ヘッドホンジャックの3種類があります。
機能紹介
ここからは実機を用いながら機能の紹介をしていきます。
USB接続とXLR接続に対応しており、それぞれで使える機能が変わってくるのでここからは各接続方法に分けて機能紹介をしていきます。
FIFINE Tank3 USB接続編
USB接続時には下記の三種類の機能を使用する事ができます。
- ミュート機能
- マイクのモニタリング機能
- ゲイン・音量調節機能
ミュート機能
通常時は緑色に点灯
ミュートオン時は赤色に点灯
ミュートボタンは正面中央部分についているため、設置位置にもよりますが今どの状態なのかが分かりやすいのかなと思います。
また最近主流のタッチ式ではなく、物理ボタン式になっているので、押せば確実にミュートのオンオフができる点は個人的にナイスポイントです。
「ごめんミュートだったわ」
みたいな事件は少なそう。
モニタリング機能
こちら3.5mmヘッドホンジャックが付いているため、マイクモニタリングを行う事ができます。
もちろんこちらからPCの音を聞くこともできます。
モニタリング性能は手持ちのちゃんとしたオーディオインターフェイス並みの性能になっていて、遅延や籠った感じは一切なく自分の声をクリアにモニタリングする事ができます。
遅延が一切感じられなかったのは個人的にグッド
音量調節機能
当然ながら入力用と出力用の調節のノブが付いています。
これらは一段階ごとに「カチカチ」なるタイプではなく、シームレスに調節するタイプのノブになっています。
これも設置する向きによって変わってきますが、ミュートボタンを正面にした際に丁度側面にノブの位置が来るので、非常に操作がしやすくなっています。
手前側が入力用、奥側が出力用と覚えてしまえば完全にノールックでも操作できちゃいます。
FIFINE Tank3 XLR接続編
続いてXLR接続になるのですが、
残念ながら上記で紹介した機能は全て使えません。
XLR接続時
「ミュートボタン」「音量調節ノブ」「ヘッドホンジャック」
これら全て使用不可
(当たり前)
ただこれに関しては当然です。使える方がおかしい。
というのもXLR接続という事は、オーディオインターフェイスがデスク上に存在するという事ですから、モニタリングもゲイン調節もミュートも全てそっちでやれますよね。
なのでデメリットとかではなく当たり前の話です。
使用感
FIFINETank3の音質
ここからは使用感と言いつつただの音質についてです。
各項の最初に音声ファイルを貼り付けて、その後に感想を軽くお伝えするといった流れになります。
という事でまずは純粋な音質からどうぞ。
純粋な音質
いかがですかね。
マイク通な方からすると「ホントにダイナミックマイク?」と疑ってしまうほどクリアさを感じます。
ダイナミックマイク特有の低音域は比較的カットされていて、高音域は広めに収音されているように感じ、言葉一つ一つ鮮明に聞き取ることができました。
環境音を混ぜながらの音質
こちらはフレンドとAPEXをプレイした際の音声になります。
戦闘シーンで常時激し目なキーボード操作(キャラコン)をしながらのため、キーボード音はそこそこ鳴っていると思いますが、実際にマイクに入っている打鍵音はかすかに聞こえる程度ですよね。
キースイッチも比較的うるさいタイプの物を使っていてこれなので、環境音に関してはほとんど気にしなくていい程度のように感じます。
度々聞こえる低音の響いた音はマウス操作をする際の振動がアームを伝って載ってしまっている音かと思います。
これに関してはマウスパッドとマイクアームの取り付け位置が隣接していたために起こっている現象なので、ちゃんと対策すればここまで載ることは無いはずです。
音質比較
USB接続 vs XLR接続
USB接続
XLR接続
思ったより違いありますよね。
USB接続じは低音域がごっそりカットされてやや軽めな音声になってる気がします。
また、ゲインが少し足りない感じがします。
本体のゲインは80%まで上げて、口元との距離は10cmほどなのですが、それでもXLR接続時と比べて音量が小さかったです。
「LEWITT LCT 240 PRO」 vs 「FIFINE Tank3」
LUWITT LCT 240 PRO
FIFINE Tank3
こちらは1万円台前半の「コンデンサーマイク」 vs 「ダイナミックマイク」の比較になります。
やはり環境音さえなければコンデンサーマイクの方がクリアで聞き取りやすい音声ですね。
ただこの音声を聞いていただくと分かると思いますが、コンデンサーマイクは打鍵音やマウスのクリック音などもろに収音してしまうので、ノイキャン必須になってしまうのが難点です。
その点Tank3の方はノイキャン無しでも気にならない程度に抑えられているので、ゲーム配信などで使うならこっちの方が良いように感じます。
「FIFINE T669」 vs 「FIFINE Tank3」
FIFINE T669
FIFINE Tank3
ラストはFIFINEバトル。
私が初めて購入したマイクの「FIFINE T669」との比較になります。
まぁ予想はしてましたが別物ですね。
マイク本体の価格差は恐らく1万円近くあると思うので、比較相手としてどうなのと思いますが、「ちゃんとエントリーモデルとの差はあるんだよ」という事が伝われば幸いです。
取り回し
ここからは取り回しに関してです。
お気づきかと思いますが、Tank3にはスタンドなどは付属していないため、自前でアームを用意する必要があります。
今回私は以前紹介したロープロファイルマイクアームに取り付けて使用しています。
FIFINEさんからもロープロファイルマイクアームが出ているので、そっちを使用するのも悪くないと思います。
なんとTank3は3/8ネジと5/8ネジの二種類のインチネジに対応います。
この点は非常にグッド!
また、画像の部分でマイクの上下を調節する事ができます。
ネジを回すことで指定の位置でガッツリ固定することも可能です。
この調節があるおかげで、より自由にマイクを取りまわせるのでありがたいですね。
良かった点と悪かった点
FIFINE Tank3の良かった点
- USB接続時の音質が想像以上に良い
- ミュートボタンと音量調節ノブの位置が良く考えられている
- 他のダイナミックマイクと比べて非常にクリアな音質
- 洗練されて無駄のないデザイン
- 長い期間使っていけそう
- 14,000円と比較的お求めやすい
この辺になります。
個人的に一番の良かった点はミュートボタンとノブの位置が非常に使いやすい位置に設置されている所です。
昔使用していた「FIFINE T669」ではノブの位置が正面にあったため、非常に使いにくく感じていました。
またTank3の前のハイエンドモデルである「K688」でもノブの位置が、マイクの底面に位置する端子類と同じ場所に設置されていたため、非常に使いづらいというレビューをよく見かけていました。
それがTank3になってノブの位置は横側面、ミュートボタンは正面と進化していて良かったです。
次点で、長く使っていける点も個人的に良い点でした。
XLR接続とUSB接続に対応しているため、初めての1台にこれを買っておいて、おいおいオーディオインターフェイスを導入していく、という使い方をする方も多いと思います。
そんな長期間使用する予定の方でも安心できる頑丈な造りになっているので、ホントこの使い方をしたい方へドンピシャな商品だと感じました。
FIFINE Tank3の悪かった点
- 音量調節ノブにメモリが無い
以上になります。
個人的に一番残念だった点は音量調節ノブにメモリが無い点です。
ゲインの調節などをきっちり行おうとするとメモリがあった方が確実にやりやすく正確であるのは間違いので、この点は結構残念に思ってしまいました。
もちろん「一度調節したゲインを弄らなければいいじゃん」という意見はあると思いますが、近くに出力用の音量調節ノブがあるので、故意でなくてもズレてしまう事は結構あると思います。
その際に同じ場所へすぐ戻せないのは不便のように感じます。
まとめ
- USB接続時の音質が想像以上に良い
- ミュートボタンと音量調節ノブの位置が良く考えられている
- 他のダイナミックマイクと比べて非常にクリアな音質
- 洗練されて無駄のないデザイン
- 14,000円と比較的お求めやすい
- 音量調節ノブにメモリが無い
以上がFIFINE Tank3のレビューになります。
いかがだったでしょうか?
ダイナミックマイクとして完成された物と言っても過言ではないように思います。
最後にどんな人へおすすめなのかについてまとめます。
正直上げだしたらキリがないくらい幅広い人におすすめしたいマイクに感じました。
FIFINE Tank3を一言でまとめると、
ずっと使っていけるマイク
これにつきます。
14,000円という価格はマイクを初めて買う人にとってはややお高いのかもしれませんが、先の事や声を聴く相手の事を考えると少し背伸びしてでも買う価値はあると感じます。
「お!これいいじゃん」
となった方は早速購入しちゃいましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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