みなさんお疲れさまです、もちゅです。
今回レビューするのは、USB接続で使えるマイク FIFINE AM8 です。
こちらは8,000円台で買えるダイナミックマイクになっており、どんな環境でもクリアな音声を収録できる、エントリーモデルのマイクになります。さらにはXLR接続にも対応しているため、今後オーディオインターフェイスを導入する予定の方にもおすすめでき、安価ながらも長く使っていけるマイクになります。
マイクはスペック表だけだと違いが分かりにくく、実際には 「声がどう聞こえるか」「ノイズをどれだけ拾うか」「使いやすいか」 がかなり重要です。
そこで今回は、音声サンプルを掲載しつつ、音質・環境音の入り方・タイピング音の拾い方・OBSで軽く処理した後の変化までチェックしていきます。
FIFINE AM8は、USBで手軽に使えてXLRにも対応した、長く使いやすい入門向けダイナミックマイクです。
音は低音寄りで聞き取りやすく、環境音やポップノイズを抑えやすいのが魅力。USB接続でも十分実用的で、通話・配信・動画収録など幅広い用途に対応できます。
一方で、声の芯の強さや高音の抜け感は上位機と比べると控えめで、デスクの振動をやや拾いやすい点、ノブに目盛りがなく調整を再現しにくい点は気になるポイントです。
とはいえ、「失敗しにくい最初の1本が欲しい」「まずはUSBで始めたい」「将来的にXLRにも広げたい」という人には、かなり有力な選択肢です。
FIFINE AM8の評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 音質 | (4.0) |
| ノイズ耐性 | (4.8) |
| タイピング耐性 | (4.5) |
| 使いやすさ | (4.9) |
| コスパ | (4.6) |
- USB接続でもしっかり実用的な音質
- 声をメインとする用途で嬉しい低音強めの音質
- 環境ノイズやポップノイズに強く、初心者でも扱いやすい
- XLR対応で買い替えしにくい
- ゲーミング環境に嬉しいRGB付き
- 声に芯が出にくい音質
- デスクの振動をやや拾いやすい
- ノブに目盛りがなく設定を再現しにくい
FIFINE AM8の基本仕様
| 製品名 | FIFINE AM8 |
|---|---|
| 接続方式 | USB, XLR |
| マイク方式 | ダイナミック |
| 指向性 | 単一指向性 |
| 周波数特性 | 50Hz ~ 16KHz |
| 感度 | -50±3dB |
| 最大SPL | 120dB |
| 参考価格 | 8,529円 |
- 環境音が入りにくい単一指向性のダイナミックマイク
- USB接続、XLR接続の両方に対応
- タップ式のミュートボタン付き
- 3.5mmジャック搭載で、マイク音をリアルタイムでモニタリング可能
- ブラック・ホワイト・ピンクの3色展開
- +2,270円のアーム付きモデルもあり
スペック表だけを見ると「手軽に使えるUSBマイク」という印象ですが、マイクは実際に録ってみるとかなり個性が出ます。 そのため本記事では、スペックよりも 実際の録音結果と使い勝手 を重視して見ていきます。
外観・付属品をチェック
付属品一覧

- マイク本体
- USB-A to USB-Cケーブル
- 日本語説明書
※アーム付きモデルのため卓上スタンド無し
説明書はすべて日本語になっていて、ちゃんと日本向けの仕様になっていることが分かります。
ケーブルは2.5mの長さでマイクと同じ白色が付いてきます。
本体デザインと質感





今回はホワイトモデルの紹介になります。
マイクのボディ部分は基本的に白一色になっており、白の中でも純白に近い方の白です。マイクの半分を占めるポップフィルター部分はねずみ色です。
ただ、1つ残念だったのが、アームに取り付けるための部分が黒色な点です。白と黒の相性が悪いわけではないですが、白一色で揃えたい方にとっては致命的かもしれません。
サイズ感・設置性

ここからは取り回しに関してです。
AM8には+2,000円程で買えるアーム付きモデルも用意されており、そちらを購入すれば別途アームを買わずに使用できます。ただ、個人的には5,000円程で買えるロープロファイルマイクアームの方が使い勝手が良く、おすすめです。
FIFINEさんからもロープロファイルマイクアームが出ているので、そっちを使用するのも悪くないと思います。


AM8は3/8ネジと5/8ネジの二種類のインチネジに対応しています。
この点は非常にグッド!

アームを取り付けるマウント部分には関節が1つ用意されており、角度の調節が行えます。が、ぱっと見ネジに見える部分がマイクとマウント部分を取り付けるためのネジになっており、ガッチリ固定できるわけではないです。



アーム付きモデルに付属するアームは、マイクの色に合わせたホワイト版が付属してきており、金属製の簡素なものになっています。
関節部分は3カ所あり、取り回しの自由度はそこそこ高いです。
デスクにはクランプ式で固定するタイプです。
FIFINE AM8の音質をチェック
収録条件について
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 録音ソフト | Audacity |
| オーディオインターフェース | LEWITT Connect2 |
| XLRケーブル | オーディオテクニカ BX9 |
| USBケーブル | 全て付属の物を使用 |
| アーム | Alterzone ALZ-M5 |
| 音量調整 | 同基準で調整 |
| マイクと口元の距離 | 15cm |
※録音レベルは通常時で-12dB狙い
※最終調整にて-16LUFS、TruePeak -1dBTP
※マイクと口元の距離は15cm、向きは正面
音声サンプル一覧
1. 素の読み上げ音声
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音なし
2. 環境ノイズありの読み上げ音声
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音あり
3. タイピングあり読み上げ
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音あり
4. OBSで軽く処理した後の音声
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音あり / ノイズ抑制・コンプ
5. 距離比較サンプル
条件 : 10cm → 20cm → 40cm / 無加工 / 環境音あり
6. XLR接続での読み上げ
条件 : 15cm / 無加工 / 環境音なし
音質の総評
AM8の音は低音域が強めに収音される、ザ・ダイナミックマイクって感じの音です。環境ノイズへの耐性も非常に強く、距離15cmでは全く目立っていませんでした。
また、距離10cmかつ正面から録った音声でもポップノイズは入っておらず、ポップノイズへの耐性も非常に強い印象です。
全体的にかなり扱いやすいマイクなのかなと思います。
サンプル別の感想
1. 素の読み上げ音声
チェックポイント : 声の自然さ、明瞭感
- 低音が強めで厚みをしっかり感じられる
- 自然な音
- 低・中音域がメインで高音域は弱めの印象
2. 環境ノイズありの読み上げ音声
チェックポイント : 環境音の拾い方
- ノイズは全く拾っていない
- 喋り声にいも違和感は出ず、ノイズにかなり強い印象
3. タイピングあり読み上げ
チェックポイント : タイピング音の拾い方
- タイピング音は多少入るが、小さめ
- 「ドンッ」という衝撃音がそこそこ入る
- 卓上スタンドでの使用は厳しい
4. OBSで軽く処理した後の音声
チェックポイント : 加工耐性、仕上がり
- タイピング音は小さくなったが、少し聞こえる
- 喋り声に違和感がある
5. 距離比較サンプル
チェックポイント : 近距離、遠距離耐性
- 10cmは低音が強くなり籠っている音に聞こえる
- 20cmは低音域の厚みが無くなり、ノイズが入り始める
- 40cmはノイズが増して厳しそう
- 15cmが適正距離に感じる
6. XLR接続での読み上げ
チェックポイント : USB接続からの変化
- 中音域が強まり声に芯が生まれた
- 高音域は依然として弱め
このマイクの音を一言でまとめると
「しっかりとしたノイズ耐性があり、ポップノイズも入りにくく扱いやすい1本」
FIFINE AM8の使い勝手をチェック
接続のしやすさ

USB接続なので、導入のしやすさはかなり高めです。オーディオインターフェース不要で使えるのは、初めての1本として大きな強みです。
ボタン・ノブ類の使いやすさ
USB接続時には下記の三種類の機能を使用する事ができます。
- ミュート機能
- マイクのモニタリング機能
- 本体のノブによるゲイン・音量調節
- 本体下部のライティング
※XLR接続時は使用不可

通常時は緑色に点灯

ミュートオン時は赤色に点灯
ミュートボタンは正面中央部分についているため、設置位置にもよりますが今どの状態なのかが分かりやすいのかなと思います。
タップ式になっているので、触れるだけでサクッとミュートのオンオフができる点は個人的にナイスポイントです。

当然ながら入力用と出力用の調節のノブが付いています。
これらは一段階ごとに「カチカチ」なるタイプではなく、シームレスに調節するタイプのノブになっています。
このノブの仕様について2つ不満点があります。
- ノブに目盛りが無い点
- 操作しにくい裏面にある点
(ミュートボタンを表にした場合)
この辺りは使っていて不便だなと感じました。
ライティング機能

マイク本体の下部にはLEDが仕込まれており、RGBで光らせることができます。
ゲーミング環境には嬉しい仕様!
- 単色 (白/オレンジ/黄/緑/水/青/紫)
- レインボー (2種)
音量調節ノブの上に設置されたボタンをタップする事で、RGBの発光パターンを変更出来ます。
モニタリング機能

3.5mmヘッドホンジャックが付いているため、マイクモニタリングを行う事ができます。
もちろんこちらからPCの音を聞くこともできます。
マイクモニタリング性能は、実用はできるが、自然さは高くないと感じます。
声が遅れて聴こえてくるという事は無かったものの、聴こえてくる声が若干ガビガビしており自然さは無いです。一応使えるが、積極的に使いたいかと言ったらそうでは無いかなと思います。
初心者でも扱いやすいか
結論としては、かなり扱いやすい部類です。 USBケーブル1本をPCに接続して、手軽に始めたい人には特に向いています。XLR接続対応で今後も見据えることができるのもポイントが高い。
マイクにRGBが付いている点はかなり珍しく、ゲーミングなデスクにしていきたい方におすすめできると感じました。
「USB1本で接続可能な上に、RGB内蔵で、気軽にゲーミングデスクを整えられる1本」
他のマイクと比較してどう違う?
ダイナミックマイクとの比較 (FIFINE Tank3)

AM8の方が厚みを感じますが、高音域の明瞭さや音全体のクリアさに関してはTank3の方が強いですね。
使い勝手の良さは両者大した差はありませんが、価格差6,000円分の音質の違いを感じるかなと思います。
ただ、Tank3よりもAM8の方がダイナミックマイクのメリットが強く出ており、ポップノイズや環境音の拾いにくさはTank3より上のように感じます。扱いやすさという点では、AM8が勝っているはずです。
コンデンサーマイクとの比較 (LEWITT LCT240 Pro)

コンデンサーマイクと比較すると、やはり音のリッチさが段違いですね。パッと聞いてみてLCT240 Proの方が良い音、と感じやすいのかなと思います。
ただ、コンデンサーマイクである以上、環境によって仕上がりが大きく左右されるため、どんな状況でも仕上がりに差が出ないダイナミックマイク、AM8の方が扱いやすさは上です。
個人的な注目ポイントはAM8の芯の無さで、単体で聞くとそこまで感じませんでしたが、しっかり芯のあるマイクと比較するとかなり目立ちます。LCT240 Proの方が、声のベースとなる中音域をしっかり収音していることが分かります。
「FIFINE AM8」レビューまとめ

- USB接続時の音質が十分使えるレベル
- 低音域の厚みがしっかりあるマイク
- 環境ノイズ・ポップノイズにかなり強い
- ゲーミングデスクには嬉しいRGB搭載
- ダイナミックマイクらしい扱いやすさがある
- +2,270円のアーム付きモデルもあり
- 音量調節ノブにメモリが無い
- 中音域の収音性が悪く音に芯が出ない
- デスクの振動をやや拾いやすい
以上になります。
いかがだったでしょうか?
- 初めてマイクを買いたい人
- USBで手軽に使いたい人
- とにかく使いやすいマイクを買いたい人
- 低音域の厚みがある大人な声を取りたい方
- ゲーミング環境に合うマイクを探している人
FIFINE AM8は、USBで手軽に始められて、必要になればXLRでも使っていける、かなりバランスの良いマイクでした。
「最初の1本」で終わらず、そのまま長く使い続けられるのがこの製品の大きな魅力です。
個人的な推しポイントはノイズ耐性の強さです。環境ノイズやポップノイズを気にせず使えるため、初めてマイクを使用する方におすすめ!
通話や配信、動画収録用に、聞き取りやすい声をしっかり届けたい方は、ぜひチェックしてみてください。
本日は最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また、次の記事でお会いしましょう。
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よくある質問 (FAQ)
- FIFINE AM8は初めてのマイクとしてアリ?
-
アリ。
USB接続で手軽に始められるうえ、XLR接続にも対応しているため、最初の1本として導入しやすく、その後のステップアップにも対応しやすいマイクです。 - USB接続だけでも十分使えますか?
-
十分実用的。
USB接続でも聞き取りやすいクリアな音で、通話・配信・動画収録までしっかりこなせます。まずはUSBで始めて、必要になったらXLRに移行できるのが魅力です。 - USB接続とXLR接続で音はどのくらい変わりますか?
-
少し厚みと芯が増す。
USB接続でも十分使えますが、XLR接続では中音域や低音の厚みがやや増し、より自然でリッチな音に近づきます。 - 環境音やタイピング音は拾いにくい?
-
比較的拾いにくい。
ダイナミックマイクらしくノイズ耐性が高く、環境音やポップノイズを抑えやすい印象です。タイピング音も比較的小さめですが、デスクの振動による衝撃音はやや拾いやすい傾向があります。 - 音質の傾向は?
-
低音寄りで聞き取りやすい音。
全体としては厚みのある声になりやすく、ノイズにも強め。一方で、比較すると中音域の芯や高音の抜け感はやや控えめです。 - マイクアームやスタンドは必要ですか?
-
机に直置きするより、マイクアームと組み合わせた方が使いやすいです。AM8は3/8インチと5/8インチのネジ規格に対応しているため、市販のマイクアームと組み合わせやすいのもポイントです。




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